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実習が始まって3日が経った。
「ねえ、先生彼氏いないの？」
「いないよ」
「え、なんで？可愛いのにもったいねえ」
「そんなことないよ」
廊下を歩く私の周りには4人の男の子。
軽くあしらうけどこのくらいの子は引くことを知らないのね。
少し困っていると前方にあろま先生の姿を見つける。
先生に助けを求めようかと思ってやめる。
何故かって？
この実習は言うなれば、職場体験。
もう学生気分ではいられない。
先生に構ってもらいたくて来ているわけではない！
そう、私は先生のような先生になるためにここへ勉強をしに来ているんだ！！
だからむやみやたらに先生に絡まない！そう決めた！
…とかいう最もなことを言っているけど、実際はちょっと先生に意識してもらいたくて。
昔と違う私を見てもらいたくて必要以上に私から話しかけたりしないようにしてる。
結局学生気分じゃねーか、色恋にうつつを抜かしてる場合か、って感じだけどこうなったらもう知らん。
私は仕事も恋愛も両立できる女になるぞ！そうだ！！
「お前ら倉科センセーが困ってんじゃん！」
私が一人心の中で頷いているとグイッと腕を引かれ何かに顔がぶつかる。
驚き顔をあげると目の前には白いワイシャツ。
ボタンが３個くらい開いてて胸元がぱっかーんされた。
「あ、菊池くん」
「やーだなーセンセ！きっくんて呼んでよ！」
「おいきっくん！邪魔すんなよ！
「カッコつけんなよ！」
「えー！カッコつけさせて〜！」
さっきまで取り囲まれていた男の子たちと嵐のように現れた男の子とのテンポの良い掛け合いを交互に見ているとすっと菊池くんが顔を私の耳に寄せた。
「この隙に行って」
そう囁いて私の背中を軽く押す。
そして輪の外に完全に出された私は小さく会釈をしてそそくさと職員室に戻った。
「なーに高校生相手にからかわれてんの」
「ぅぇえ？！」
パタンと引き戸を閉めると真横にはあろま先生。
鍵をキーフックから取り外していた。
驚きすぎて変な声出た…恥ずかし。
「頑張れよ倉科センセッ」
「いっ…」
私にデコピンを食らわせた先生はいたずらな笑顔を浮かべて職員室から出て行った。
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007(プロフ) - 有馬さん» ありがとうございます！では早速…♪ (2018年12月24日 6時) (
レス) id: 378ccf97ed (このIDを非表示/違反報告)
有馬(プロフ) - 007さん» もちろんいいですよ〜！ (2018年12月23日 20時) (レス) id: adf3e71480 (このIDを非表示/違反報告)
有馬(プロフ) - 千平さん» お返事遅くなりすみません。不愉快とか思ってないですよ！私もぽいかな〜？って考えながら書いていたので笑 ありがとうございます！ (2018年12月23日 20時) (レス) id: adf3e71480 (このIDを非表示/違反報告)
007(プロフ) - fbさん以外のmsspメンバーのフルネーム、ここから取ってもいいですかね…？ (2018年12月23日 20時) (レス) id: 378ccf97ed (このIDを非表示/違反報告)
千平(プロフ) - 有馬さん» いえいえ!!!!!そういう訳じゃないです!!!!!こちらこそ不愉快に思われましたらすみません、削除させて頂きました 頑張ってください (2018年8月23日 17時) (レス) id: e2b806019f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：有馬 | 作成日時：2018年5月24日 19時
