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梅雨が明けて夏到来。
受験生の夏休みです。
去年の辛かった夏休み
来年も辛いんだろうな〜って漠然と考えていた私が馬鹿に思える。
先生に会わないことで、ドキドキもしないし考えることもない。
これで忘れられるなって思った。
えおえおはあれ以来手を繋ぐようになった。
私達は志望校合格を目指し予備校に通い、デートと言えばお互いの家か図書館で受験勉強。
どちらかの家に行けば勉強ははかどらず、一緒にゲームしちゃったり、少し甘い雰囲気になったり。
でも、えおえおはキス以上の事をしてこない。
ちょっと進むかなー？なんて期待の気持ちを持ってもなんの進展もない。
まあ、そこに不満があるわけじゃないんだけど。
「来週末、花火大会あるじゃん？行く？」
「行く！」
えおえおの見せて来たスマホのディスプレイに映ったこの辺では大きめな花火大会の公式サイト。
でかでかと写った花火の写真に胸が踊る。
当日は張り切って浴衣なんか着ちゃって、お母さんに「まあ、たまには気分転換してきな」って笑われた。
待ち合わせ場所に着いて、先に待つえおえおの隣に並ぶ。
「お、びっくりした。行こっか」
私が隣に並んだのに気づき、全然びっくりしてなさそうなのにそう言う彼にクスッと笑う。
手を繋いで歩き出し、もう夕方なのに眠そうだねって言うと「眠いね、いつでも寝れる」って倒れて寄りかかって来て寝たフリをする。
「重い」って笑うとえおえおも笑う。
一通り屋台を回って花火の見やすそうな場所を探しながら歩いていると、クラスメイトがえおえおに気づいて声をかけて来た。
手を繋ぐ私達を見て「付き合ってるの？！」ってずっごい驚いてて、友達に会うたびにおんなじ反応をされた。
少し人混みから離れた所に座って、屋台で買ったお好み焼きを食べながらみんなの反応が可笑しかったねと笑った。
花火が始まってもなおお好み焼き、たこ焼きを食べ続ける私に「花より団子」って優しく笑ったえおえお。
冗談で怒って箸を止め、軽く一発パンチを食らわせて空を見上げる。
キラキラと火花が落ちて行く。
…先生もどこかで見てるのかな。
ふと考えてしまった事に泣きそうになる。
顔を下げようとすると、塞がれた唇。
「邪念？」
繋がれた手にキュッと力が入ったのがわかる。
「ううん、そんな事ないよ…」
貴方を傷つけたくなくて小さいけど大きな嘘を付いた。
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007(プロフ) - 有馬さん» ありがとうございます！では早速…♪ (2018年12月24日 6時) (
レス) id: 378ccf97ed (このIDを非表示/違反報告)
有馬(プロフ) - 007さん» もちろんいいですよ〜！ (2018年12月23日 20時) (レス) id: adf3e71480 (このIDを非表示/違反報告)
有馬(プロフ) - 千平さん» お返事遅くなりすみません。不愉快とか思ってないですよ！私もぽいかな〜？って考えながら書いていたので笑 ありがとうございます！ (2018年12月23日 20時) (レス) id: adf3e71480 (このIDを非表示/違反報告)
007(プロフ) - fbさん以外のmsspメンバーのフルネーム、ここから取ってもいいですかね…？ (2018年12月23日 20時) (レス) id: 378ccf97ed (このIDを非表示/違反報告)
千平(プロフ) - 有馬さん» いえいえ!!!!!そういう訳じゃないです!!!!!こちらこそ不愉快に思われましたらすみません、削除させて頂きました 頑張ってください (2018年8月23日 17時) (レス) id: e2b806019f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：有馬 | 作成日時：2018年5月24日 19時
