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「えおえおは部活？」って聞かれ首を振り小さく「傘取りに行ってる」と言う。
「ふぅん」ってさほど興味なさそうな返事が帰ってきて二人でグレーの空を眺める。
先生の「じゃあ気をつけ帰れよ」って言葉と同時に私を呼ぶ声が背中から聞こえる。
振り返るとそこにはえおえお。
パタパタと私と先生の元にかけてくる。
「おお、来たか」
「帰ろ」
「あ、えおえお」
えおえおは私の手を引いて自分の傘をポンと開いて雨の中を進む。
私も傘を開こうとするけど片手はえおえおの手に繋がれていてうまくひらけない。
だから首だけで振り返ると
「気ぃつけて帰れよ〜」
先生はそう言いながら背中を向けて廊下を歩いて行った。
よく見ると私側に傘を傾けるからえおえおの肩は雨でびしょ濡れになっていた。
「えおえお、肩濡れちゃってるよ。私自分のさすから」
「ダメ」
ダメって…。
えおえおが風邪ひいちゃうよ。
「何、話してたの？」
「え？」
「先生と」
「特に何も、えおえおを待ってるって事くらい」
「だってA嬉しそうな顔してたよ」
「そんなことっ」
足を止めたえおえおに腕を引かれ抱きしめられる。
「ごめん、俺、余計なこと…」
「ううん…」
「Aと先生が一緒にいて嫉妬した…」
もう一度ごめんと言うえおえおに私ももう一度ううん、と言う。
私がうかつだったんだ。
先生のことは忘れるってえおえおといることを決めたのに
こんなんじゃダメなのはわかってる。
先生が落書きしてくれた傘に気づいてって思ってしまったのもズルイし
なんならその傘を未だに愛用していること自体ズルイ。
「しっかりするね…」
時折見せるえおえおの辛そうな顔は見てられない。
彼が無理に笑わなくちゃいけないこの状況を変えなきゃいけないんだ。
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007(プロフ) - 有馬さん» ありがとうございます！では早速…♪ (2018年12月24日 6時) (
レス) id: 378ccf97ed (このIDを非表示/違反報告)
有馬(プロフ) - 007さん» もちろんいいですよ〜！ (2018年12月23日 20時) (レス) id: adf3e71480 (このIDを非表示/違反報告)
有馬(プロフ) - 千平さん» お返事遅くなりすみません。不愉快とか思ってないですよ！私もぽいかな〜？って考えながら書いていたので笑 ありがとうございます！ (2018年12月23日 20時) (レス) id: adf3e71480 (このIDを非表示/違反報告)
007(プロフ) - fbさん以外のmsspメンバーのフルネーム、ここから取ってもいいですかね…？ (2018年12月23日 20時) (レス) id: 378ccf97ed (このIDを非表示/違反報告)
千平(プロフ) - 有馬さん» いえいえ!!!!!そういう訳じゃないです!!!!!こちらこそ不愉快に思われましたらすみません、削除させて頂きました 頑張ってください (2018年8月23日 17時) (レス) id: e2b806019f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：有馬 | 作成日時：2018年5月24日 19時
