友達 ページ7
結局、お礼用のケーキを買って(テミンさんの分はご本人のチョイスで選んでもらった)お店まで一緒に行く事になった。
そして話している内にわかり驚いたのが、私と彼は何とまぁ同い年だったようで。同じ年に生まれているのにここまで造形に差があるのかとショックを受けたのであった。
「仕事の業種柄もあるんだろうけど、僕進学もせずに働き始めたし、友達もそんなに多くないから周りに同い年って少なくてさ〜。だから嬉しいよ」
「え〜…？凄く友達とか多そうなのに、テミンさん社交的そうだし」
私がそう言うとテミンさんは少しむっとしたような表情をした。
「それやめようよ、さん付け。折角数少ない同い年に出会えて嬉しいのに、さん付けされたら意味ないじゃん？テミンで良いから！」
「う〜ん…じゃあ、テミン…」
「それでよろしい」
呼び捨てで呼ぶとテミンさんはこれまた美しい顔で微笑んだ。こんなの女子が放って置かなかっただろうに、友達が少ないと言うのか。
「でもテミン、学生の頃とかモテたでしょう？人当たりも良いし」
「ん〜？知らないけど、僕働き始めてから大分マシになったけど昔は超人見知りだったわけ。あんまり同級生好きじゃなかったし」
そう答えたテミンの表情は、どこか暗くて、感情が無い様な表情をしたので、今はそれ以上聞いてはいけないような気がした。
「なまえ、この前来た時仕事のこと話してたでしょ？
僕と同じ、進学せずに働き出したって言ってたからしっかりしてる子なんだろうなぁって。」
そこまで話したところでテミンは突然笑顔になり、「はい真面目な話はここまで〜」と笑い出した。
「何かそんな真剣に褒められると照れるんだけど、私何もしっかりしてないよ」
「異論は受け付けませーん！ま、こういう話は時間のある時にでもいつかしよっか」
「うん…？」
やっぱりこの話はあまり深く聞かない方がいいのだろう。まだ出会って浅い人に何でも話したい人なんて世の中には少ないだろう。
「そう言えばオニュヒョン来れるって。昨日の夜飲んでて起きたの昼過ぎらしいからちょっと時間かかるけど〜だって」
ケラケラとスマホを見て笑うテミン。オニュさん、この前も私がシャワーから出た時には着替えて飲んでいたので多分お酒が好きなのだろう。お酒にも強そうだったし。
「良かった、直接お礼出来なさそうだなって思ってたから。ありがとね、テミン」
「ふふ、僕もヒョンと居るの好きだからね。いいってことよ」
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海産物(プロフ) - 一部、誤字等の修正を行いました。 (2018年8月1日 0時) (
レス) id: 7e2e50893a (このIDを非表示/違反報告)
海産物(プロフ) - datura様初めまして!嬉しいコメント有難うございます（ ; ; ）オッパみ溢れるオニュを書きたい！という欲から生まれた作品なので嬉しいです…！これからも更新頑張りますのでたまに覗いて頂けると嬉しいです！ (2017年2月19日 23時) (レス) id: c45ee5a591 (このIDを非表示/違反報告)
datura(プロフ) - 初めまして！ジョンペンの私ですが、海産物さんの書くオニュ氏のオッパみにやられました…続きとっっっても楽しみです。お忙しいとは思いますが、ご自分のペースでゆっくり書いていただければ嬉しいです(*´ω`*) (2017年2月16日 22時) (レス) id: cc0aef44cd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：海産物 | 作成日時：2017年1月4日 22時
