疑心 ページ14
オニュさんと花屋で会って以来、
何となく私はジョンヒョンさんのお店には行きづらくなってしまっていた。
テミンとたまに連絡取ったりはしていたし、お店でジョンヒョンさんとも話したいけど、オニュさんと会ってしまったらと思うと足が重くなってしまう。
また会ってあからさまに遠ざけられたら？
私が行って皆んなの空気を悪くしてしまったら？
そんな事ばかり考えてしまう。
オニュさんは優しいし、向こうがもし私を本当に避けていたとしてもそれを周りの人には気付かせないくらいに振舞ってくれるかもしれないけど。
私が同じ様にそう出来る自信が無かった。
週5日みっちり働いて、
土日はダラダラ休んで過ごして、
実家に顔を出して見たり、
たまに友達と遊びに行ったりなんかして
あぁ、皆と出会う前の生活に戻っちゃったなぁ。
そう思って1人家でぼーっとしていた時だった。
ピコン、とスマホが鳴ってメッセージの通知が表示された。
《テミン:なまえ〜》
その通知を見て直ぐに返信しようかどうしようか迷っている自分がいた。
いつもならすぐ返事を送っていたのに。
すると、連続でピコンピコンとまた通知が鳴った。
《テミン:いまひま？》
《テミン:電話していい？》
メッセージを見て驚いた。
テミンとはお互い暇な時に他愛も無いメッセージを送りあったりするくらいで、あとはお店に行くね、とかそんな事しかやり取りした事が無い。
電話までする程の仲では無いと思っていたので、そのメッセージは私にとって衝撃だった。
そして間も無くして、電話のコール音が鳴りスマホが震え出した。
連絡相手は勿論、テミン。
電話の許可を聞いた意味とは…？？？
「…………もしもし…？」
『あっ、もしもし？良かったー、出てくれないかと思ったー！』
あはは、と笑いながらそう言うテミン。
「どうしたの？電話なんて珍しいじゃん」
『うん、ちょっと最近全然お店来ないし、何かあったのかなって心配だったから』
突然私が触れて欲しく無い話題に触れてくる…。
メッセージで聞くよりも直接聞いちゃえ！って事なのだろうか。
「…最近実家に戻ったりしてたから、ちょっと忙しかっただけ。大丈夫だよ」
『………んー、本当？何か隠してない？』
「何も無いってば。テミンは心配性だなぁ」
『…じゃあ、直球で聞いてみるんだけど』
訂正します。
彼は心配性なだけじゃなくて
『もしかして、オニュヒョンと何かあった？』
勘が良いのだろう。
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海産物(プロフ) - 一部、誤字等の修正を行いました。 (2018年8月1日 0時) (
レス) id: 7e2e50893a (このIDを非表示/違反報告)
海産物(プロフ) - datura様初めまして!嬉しいコメント有難うございます（ ; ; ）オッパみ溢れるオニュを書きたい！という欲から生まれた作品なので嬉しいです…！これからも更新頑張りますのでたまに覗いて頂けると嬉しいです！ (2017年2月19日 23時) (レス) id: c45ee5a591 (このIDを非表示/違反報告)
datura(プロフ) - 初めまして！ジョンペンの私ですが、海産物さんの書くオニュ氏のオッパみにやられました…続きとっっっても楽しみです。お忙しいとは思いますが、ご自分のペースでゆっくり書いていただければ嬉しいです(*´ω`*) (2017年2月16日 22時) (レス) id: cc0aef44cd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：海産物 | 作成日時：2017年1月4日 22時
