4.妖精じゃなかった…2 ページ11
二次会までいって、みんな終電もあるのでお開きモードになった。
最初は筋肉かっこいい…！と思っていたけど、それ以前に溢れ出るチャラさが目に余ったため全員ナシ。せっかくの合コンなのに収穫がなくて、非常に残念である。
みんな男女でコソコソ喋っているのでたぶんその後があるんだろうなぁ、と遠目でみる。
ちなみにわたしも、いままさにお持ち帰りされそうになっている。
『明日休みでしょ？俺も昼からだから、ふたりで飲み直さない？』
この人は田中さん。4人の中で一番見た目がチャラくて、僕女の子には尽くすタイプなんですよねぇ〜！と豪語していた人。
残念ながら今回は見送らせていただきます。てかゲームしたいし。
さっきディスコを見たとき、べにとだるまくんが集まってたし、はやくわたしも入りたいんだ。ごめんよ田中。
『行きたいところだけど、明日朝から予定あるんですよね』
嘘だけど。
「始発まででいいから」
『うーん、また今度にしない？』
「そんなこといわずさ」
ぬるっと肩を組まれる。だるい。やばい顔に出そう
ちらっと女友達の方をみると、わたしの気持ちを察したのか、田中さんに「田中さーん！さっきのことなんだけど、ちょっといい？」とよく分からない声かけをして気を引いてくれた。
田中さんがそちらに気を取られてる隙にそそくさと駅に向かう。やばい、終電まで7分しかない。
ほぼダッシュして改札を通り、電車に飛び乗った。よかったぁ、無事帰れる。電車の中でディスコを開き、ふたりにもうすぐ帰るよ、と連絡をいれると、待ってるよー！と返事が返ってきて嬉しくてにこにこしてしまう。ネットの中だとしても、自分の帰りを待ってくれている人がいるのは嬉しい。
自宅の最寄駅について改札を抜け、ディスコのサーバーに入った。
べ「あ！A、帰ってきたー？」
『まだー！駅着いたから通話で護衛して〜』
だ「家までどんくらいかかるん？」
『15分くらいかなぁ』
だ「遠くね？」
『駅から遠い方が家賃安いんだもん』
べ「ちゃんと後ろも警戒して歩くんだよー？」
『おっけー！……え』
べににいわれたので反射的に後ろを見てみると、田中さんが手を振りながらこちらに向かって走ってきていた。
え、え、なんでここにいんの？
べ「え！？えってなに！？」
だ「なんかあったん！？」
耳から離したスマホからふたりが心配している声が聞こえる。
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maimai(プロフ) - にやにやが止まりません！めちゃ笑ってます！！続き楽しみにお待ちしております！ (2023年4月11日 15時) (
レス) @page20 id: 110fdeffc1 (このIDを非表示/違反報告)
宇蘭(プロフ) - ばおばぶさん» ばおばぶさん ありがとうございます！完全一般人設定楽しんでいただけて嬉しいです♪続き執筆中ですのでお待ちください！ (2023年3月14日 19時) (レス) id: ed273fce11 (このIDを非表示/違反報告)
ばおばぶ(プロフ) - 完全一般人なのとても新鮮で凄い好きです！！！読んでて思わず笑ったり楽しくて続きがほんとに楽しみです😂✨ (2023年3月14日 13時) (レス) @page20 id: 5e815c05a6 (このIDを非表示/違反報告)
宇蘭(プロフ) - ヒカルさん» ヒカルさん ありがとうございます！！楽しめていただけて光栄です。更新がんばります✨ (2023年2月24日 7時) (レス) id: ed273fce11 (このIDを非表示/違反報告)
ヒカル(プロフ) - 面白くて楽しくてついつい読んじゃいました！これからの更新応援してます (2023年2月23日 20時) (レス) id: bb30b80ed6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：宇蘭 | 作成日時：2023年2月9日 20時
