白雪姫は愛されすぎる①《雪》 (ページ19)

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・Skm ページ19

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佐久間side

お昼寝をするAと2人きりの楽屋

起こさないように静かに過ごしていたら、突然Aが目を覚ました

と、思ったら

「Aおっはー！一人で寝てんの珍、っえぇ？！っうわ！」

突然立ち上がったら突進された

さすがの俺でもこれはビビる

『大介くんっ！！』

「おうおうどしたあ？」

『うぅ、大介くんっ、』

まさかの腕の中にいるAが泣いていて

焦りながらも涙の理由を考えてみても、分からなさすぎる

「翔太にいじめられた？」

「あ。照にチョコ食べられたとか？」

「あとはー...めめに意地悪された？」

全部に首を横に振られる

メンバーは関係ない？

というか寝る前は普通だったような

「もしかして怖い夢でも見た？」

頭に浮かんだ答えを口に出せば、やっと首が縦に動いた

「怖い夢かぁ～。嫌だよなあ、そういう夢ってやけにリアルに覚えてるっていうかさ」

『、うん』

「だよな～。でも夢なんだから気にする必要ないっしょ」

『...でも、』

「じゃあ口に出すと正夢にならないっていうし、口に出してみる？」

これは名案

Aが泣くほどの怖い夢って気になるし

だけど、もう一度頷いたAの口から語られた夢の内容は正直驚きだった

『大介くんに嫌われる夢、見たの』

『ねえ、これで正夢にならない？』

それは、俺に嫌われる夢見て泣いたってこと？

なんだそれ嬉しすぎてやばい

『ねえ、大介くん、』

「ああごめんごめん。それは絶対なんねえわ」

『、よかった』

「というかさ、Aが可愛すぎて俺頭おかしくなりそうなんだけど」

不安そうに目を合わせてきたAが安心したように微笑んできたら、もう俺なんかはイチコロよ

ただでさえ発言が可愛いのに顔まで可愛いって...

「嫌いになれないくらい好きなんだよね、俺ってAのこと」

『本当？私も大介くんのことすごく好き』

Aの顔が視界いっぱいになると、可愛らしいリップ音と唇に柔らかい感覚

キスされた、そう理解するより先に唇は離れていた

だからなにその笑顔

可愛すぎて写メ撮りてえ

「Aもう一回しよ」

『ふふ。大介くんからして？』

こんな可愛い天使が三次元に存在するってマジなのかって本気で思いながら、目を閉じながら俺からのキスを待つAの唇に自分の唇を重ねた