変わりゆく、日々【6】更新停止。

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12月24日が、あと数時間で終わる。

とか、ロマンチックではいられない聖なる夜。



「え、ずるくね？」
『なにが？』
「今両手使ったっしょ」
『使ってないよっ』
「見てたんで。はい、ずるー」
『してないってば！って、あー！』



テーブルの上に高々と無造作に積まれたジェンガが一気に倒れてしまった。

もちろん私は姑息な手を使っていない。



「負けー笑」
『い、今のは内田君が！』
「罰ゲーム」
『えぇー………』
「早く」
『ぇぇぇ〜………』
「はい、デコ出して」
『ぅっ、だぁぁぁーいったぁー！』
「なんて声出してるんすか笑」
『内田君のデコピンめっっちゃ痛い！』
「げ、真っ赤すけど笑」
『笑い事じゃないー！』



女の子なのに。

結構本気でデコピンくらっちゃった。


けど、私達らしくてなんだか楽しい。


けど？少しの緊張感もあったりして。

それは、





"26までここ居させてくんないっすかね"




と、ご飯を食べながら言われたこの発言。



(こっここってっ、ここは、私のお家？！)

(お母さんは？お父さんは？ご兄弟は？！)

(なんて言ってきたのーーーーー！)




もちろん、真司の家に泊まる。でしたけど。



チラッと時計を見れば21時頃。

お風呂に入りたいと駄々をこねる内田君の為にお風呂の準備をして、一番風呂に入れて、そして次に私が入るんだけども。


どのタイミングでプレゼントを渡そうかな、とか色々考えてたら長々と湯船に浸かってしまって少し疲れた。

髪の毛を吹きながらリビングへ行くと、



「おっそ」
『女の子はこんなもんなの』
「はい、飲めば？」
『あ、りがと』
「ん？なに」
『……いや』
「ややや。なに笑」
『…珍しい事もあるもんだなぁって笑』
「おまえね〜笑」



冷えたコーラを用意してくれて、いつもはほったらかしの髪の毛をしっかりと乾かしていた内田君がなんだか可愛く見えた。


そこからはまた、まったりモード。


私も髪の毛を乾かして、クリスマス企画のテレビを見て二人で笑いながら時間を過ごす。

(あれ、プレゼント、どうしよ)

(日付変わったら？変わる前なの？)

気になり出したら止まらない。






そう思った時には、日付が変わるまであと10分を切っていた。

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