検索窓
今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:7,145 hit

甘えっ子じゅーきゅー ページ21

Aside

ヘタ、だなぁ。



私の彼氏は、本当に嘘がヘタだ。そんなんでやっていけんのって思ったし。
何より、そんな顔で言われてどうやって信じるのよ




ロイがさっきまで座っていた椅子に腰をかける
手が震えて、涙が零れ出た。


だけど、嘘が下手なのは私もだ




貴「ねぇ叔父さん。どうして私とロイを離そうとするの?私は空井Aで月谷Aじゃないんだよ。叔父さんは勝手すぎるよ。確かに私はお母さんに似てるし、お父さんのことがあまり好きではなかった。

でも、そうだとしても……私の家族は、お父さんとお母さんとちぃ君だけなのに___」



お母さんは乳癌で死んで、
お父さんはお酒と女とお金に溺れて行方不明に、
ちぃ君は私のせいで叔父さんと働いている。



何で叔父さんは私にとって最後の1人の家族だったちぃ君まで奪ったの?
そして次は、ロイまで私から奪っていく



まだ覚えてる。電話越しに聞こえてきた叔父さんの声。


叔『A、今私の会社は大変なんだよ。理解してくれ。ロイ君とAを別れさせたいわけじゃない。ただ単純に、Aがロイ君と別れなければ、私はロイ君に酷いことをしてしまうかもしれないんだ。
それは……Aも嫌だろう?』


最後に、叔父さんがニヤリとイヤらしい笑みを浮かべているところが頭に浮かんだ。
ああ、私は一生この人に逆らうことが出来ないんだな。と思わされるような笑み。あの笑みを見たらもう、私は叔父さんに逆らうことが出来ない。


貴「ロイ、好きだよ。本当は相性なんてどうだっていいんだよ……!ただッヒックロイが別れてくれる方法がヒックこれしかないと思ったから!ごめんなさいッ」


後ろの方から、ガチャリと扉が開く音が聞こえた


いろは「そんなことを彼氏に黙ってるなんて…酷いですね」


なんで?


葵「そのまま分かれても良かったのになぁー」


葵「でも、スポットライト浴びれるなら仕方ないけど」


百「ええと……盗み聞きするつもりはなくて…!」



なんでみんながいるの?


貴「なんでここにいるの?私、ロイに嫌いって…!」


何処から出てきたのか、ロイが呆れた様子で話し始める。


ロイ「嫌いなんて言ってないっすけどね。
それとも……………


そんな嘘ついて、キスでもされたいんすか?」



貴「バカっ!こんな時に、なにいってんの」



葵「イチャイチャもう良くない!?ほら、早く作戦決めなきゃ!!」



葵くんの神の一声で、私達は静かになった。

甘えっ子にじゅう→←甘えっ子じゅーはち



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 7.5/10 (10 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
17人がお気に入り
設定タグ:ロイ君 , 紀伊ロイ , 恋花月   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

恋花月(プロフ) - 1000hit越えありがとうございます!読んでくださっている皆様に感謝感謝です!! (2016年12月13日 22時) (レス) id: 8c52c13e60 (このIDを非表示/違反報告)
恋花月(プロフ) - シュークリームポットさん» 初コメントありがとうございます!これからもよろしくお願いします!! (2016年11月17日 22時) (レス) id: 8c52c13e60 (このIDを非表示/違反報告)
シュークリームポット - とても面白いです!!これからも頑張ってください! (2016年11月15日 20時) (レス) id: 44aa7daa19 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:SMILE☆Fool | 作成日時:2016年11月10日 1時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。