ꕤ ページ46
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パ「鍵は掛かってない…やはりこの家で間違いないみたいだな」
部屋に入り背中を壁にしつつ部屋内を観察する。
オ「ここは手分けしましょう。私は地下を調べます。」
パ「私はこのまま一階を。…ってあれ、ヴィンさんは？」
ロ「ったく何やってんだあの人は…。アクシア、俺らは上行くぞ」
ア「オーケー、見たところ三階建てだな」
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下の階から足音が聞こえ、座らされた椅子から思わず立ち上がるが父親の視線にうつむき、静かに座り直す。
「お友達に見せてあげようよ、僕らが愛し合ってるのをさ。
ああ…こんなに可哀想な姿じゃなく自由にしてあげよう。
自分勝手な行動でお友達を危険に遭わせる真似はしないって、信じてるよ」
顔を背け、しばらく沈黙したのち『…そうですね』と呟く。
頭の中を巡っていたのは、アクシアとの思い出だった。
花屋の店員と客という、一線を越えられない関係から一転し仕事仲間になり、良き友人となった。
自分が落ち込めば励ましてくれる。
…ああ、この間歌った曲の様に、猫になってオーロラを見に行けたら良いのに。
好き…アクシアが好き。
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扉を開けると、腕や足に痛々しいみみず腫れがあるAが居た。
見ると、顔や腕に傷も負っている。
ア「A…！！！」
瞬間に頭が沸騰したように熱くなり、持っていた銃を男に構える。
父「ああ待ちなさい君達。…撃てるわけないよねぇ」
言いながら父親は持っていたナイフをアイリスの喉元に沿わせる。
アイリスは小さく悲鳴を上げ、硬直した。
ロ「マッジで汚ねえ奴…」
それに対し意に介さず、むしろ嬉しそうに笑顔をつくり沿わせたナイフと逆の手で彼女の肩を触り、するりと下に下ろしていく。
父「僕らはね、一度は引き裂かれた仲だけど運命的に再会出来たんだ。それを折角ならこうして君達にお祝いして欲しくてね」
下ろした腕で腰を抱き寄せ、頬を擦り寄せる。
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春瀬(プロフ) - 枯れなければ花として生き続けられる。凄く素敵な表現でグッときました。素敵な表現・物語をありがとうございます！ (2022年7月3日 9時) (
レス) @page21 id: eab317b5b8 (このIDを非表示/違反報告)
ソラ(プロフ) - 空翠さん» 空翠様:コメントまでくださり嬉しいです！楽しんでいただける様に頑張りますので、お待ちください☺️ (2022年4月5日 8時) (レス) @page2 id: dac873ab67 (このIDを非表示/違反報告)
空翠 - 最高ですね…ストーリーとっても素敵です！応援してます！ (2022年4月5日 7時) (レス) @page2 id: 18bb3d5b4e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ソラ | 作成日時：2022年4月4日 15時
