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次の日
『あ。化粧品直し用しか今持ってないわ』
「目覚めて最初の一言それ？」
起き上がった瞬間、少しぼーっとしてから発した私の言葉に対し、少しあきれ顔でスガさんが言った。
『おはようございます。スガさん起きるの早いっすね』
「おはよう。俺、朝シャワー軽く浴びたいからこれくらいに起きるんだよ」
そういってシャワーしたあとに着替えるのであろう制服を片手に持つスガさん。
『朝シャンなんてしてるからいつも女子みたいな匂いするんですかね』
「え。俺そんな匂いする？」
『えぇ。部活の練習中で汗かいてても女子みたいな匂いしてますよ』
「まじ？」
『まじです』
この人、自覚なかったのか。
「まじか〜。ま、いっか。シャワー浴びてくるからその間に着替えちゃってよ」
あ、私も着替えなくちゃだから私が起きるまで待っててくれたのかな。
『ありがとうございます』
＊＊
スガさんがシャワーにいっている間に、スガママが洗濯機と乾燥機にかけてくれた自分の制服のYシャツに腕を通す。
あ。いいにおいする。
洗剤、何使ってるのかあとでスガママに聞いてみよ。
結局、昨日の夜も借りてしまったスキンケア用品をお借りしてお肌を整えた。
化粧品は合う色が違うし、これ以上いろいろ借りるわけには…と自分のポーチを見てみると、昨日持っていた日焼け止めがトーンアップタイプだったので、なんとかなるかと日焼け止め、パウダーでベースを完成させる。
そこでシャワーに行っていたスガさんだと思われるノック音が聞こえ、返事をするとやはりスガさんだった。
「入っていいのか？」
『着替え終わってるし、もうすっぴん見られたからもう気にしません』
「そっか」
そんな会話をしながらポーチをごそごそとアイメイクの道具を取り出す。
アイシャドウ下地がないのは少し痛いが、とりあえずアイシャドウはあるので瞼にアイシャドウを乗せ、アイライナーでラインを引く。
マスカラは持ち歩いていないが、ビューラーは持ち歩いているのでそれでまつ毛をあげて、眉マスカラで髪色に合わせた眉色にし、最後にティントを唇に塗る。
『昨日と同じメイクになっちゃっても仕方ないか。泊めてもらって超天国だし』
いつも持ち歩いているカーラーで前髪を巻き、昨日も借りたスガさんの櫛で髪を結ぶ。
「女子って大変」
『でしょ？』
最後に寝るときに外していたピアスをつけ、鏡を閉まった。
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Honomi1204(プロフ) - 面白いです！！頑張ってください (2020年9月17日 6時) (
レス) id: 22d7bacd23 (このIDを非表示/違反報告)
さきいか。(プロフ) - れなさん» コメントありがとうございます！そう言って頂けると本当に嬉しいです！頑張ります！ (2020年9月15日 7時) (レス) id: f298937ff1 (このIDを非表示/違反報告)
さきいか。(プロフ) - 詩織さん» ZOC好きな知り合い少ないのでこんなところで出会えて嬉しいです笑私もぞめてぃ推しです！ (2020年9月15日 7時) (レス) id: f298937ff1 (このIDを非表示/違反報告)
れな(プロフ) - 主ちゃんの設定とかすごい好きです(；； )更新楽しみにしてます！ (2020年9月13日 21時) (レス) id: 27a5fbce88 (このIDを非表示/違反報告)
詩織(プロフ) - 好きです〜ちなみにぞめてぃ推しです (2020年9月12日 15時) (レス) id: 7a83e6f782 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さきいか。 | 作成日時：2020年9月8日 22時
