いつだってそばにいて (ページ14)

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がっこうページ14

優太

「んーーん～～～！」

紫耀は今日、たま～～にある、学校に行きたくない日みたい。

唸りながら床に寝転がる紫耀を

「なんや猫みたいやな」

なんて、もうずっと前に家を出ていった廉に笑われてたのを思い出して少し気が抜ける笑

スクールバスはとっくの前に通り過ぎたし、俺も紫耀も遅刻は確定なんだけど、ね。

学校を休ませる、って判断だってできるけど、何だって自分の思い通りになるとは思って欲しくないから、こういうときは折れちゃダメだと思ってる。

それに制服までは着れたんだ。あとは行くだけなのに。

最近は卒業してたお気に入りの紫色のスタイを久々に首につけて、これで紫耀が学校で不安になっても少しはマシになるといいな、

床にペタンと座り込んで動こうとしない紫耀、を無理やり抱きかかえてみる。

「いやーーーーーーー！！」

案の定絶叫する紫耀を心を鬼にして車に乗せこんだ。

「あっこら！」

助手席に乗ってもピュッと逃げ出そうとする紫耀の手を取って、ドアの鍵を閉めて、シートベルトを付けさせる。

「紫耀さん、今から学校行きます。」

そうゆっくり確認してみてもブンブンと首を横に振るだけ。

そんな紫耀を横目に、車を発進させた。

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