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もうそろそろお昼の時間やなあ〜なんて思っとったとき、んふぇ〜って情けない泣き声が聞こえて、
反射的に紫耀に目をやればさっきまで遊んどった積み木を、次から次に地面に投げつけ出す、
「紫耀、物は投げません。」
近づいてみると、朝は少し赤いくらいかな？思てた顔は真っ赤っかで、目はとろーんて、それはそれはもうザ病人の顔。
「気付けんくてごめんな、しんどかったな？」
後ろからそっと、その両手を制するみたいに抱きしめる。
おでこにピタッと手を当てると、ジュワッと熱が伝わってきて、まぁ見りゃ相当上がっとんのくらい分かっとったけど。
いやいやって紫耀は俺の中で身体をよじらせるから、今熱測ろうもんなら大変なことになるやろう笑
「紫耀、泣いたらもっとしんどなんで〜」
縦抱きにしてゆっくり左右に揺れる。ホンマはベッドにでも連れて行きたいとこやけど、無理やり動かさすのはアカンから。
「あ〜あ〜、ダメよ、紫耀。」
必死で自分の手を噛もうとする紫耀を、抑えて。
「ちょい待ってな、」
紫耀をそっと離して、通学カバンまで急ぐ。
あったあった、紫色のスタイ。
パパッと紫耀に付けて、おてては噛みません！って口元から手を離すと、そのスタイを咥える。
少しすると幾らか落ち着いたらしい紫耀はとろ〜んともう半分閉じかけた目を擦る。かわええ笑
「紫耀、ベッド行こか？おいで。」
よいしょって、一緒に立ち上がってベッドまで誘導しようとすれば、またいやいや。
その場から動こうとせぇへん紫耀に、あっと思いついて、ふわふわってお尻を触ると、パンパンのそれ。
「あー紫耀、気持ち悪かったね、トイレ行こう。」
パパさんから預かっとった替えのオムツを1つ手に取って、今度はトイレまで誘導する。
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作者名：雲 | 作成日時：2019年12月29日 3時
