いつだってそばにいて (ページ36)

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そしたらあっという間に紫耀のお迎えの時間で、やべっ！って急いで家を出る。

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紫耀を連れ帰ったら連れ帰ったで、それはそれでバタバタして。

海人と話したいんだけどな、

結局ご飯作んなきゃいけない時間。

チャチャッと炒飯を4人分作る。

ちょっと俺、海人んとこ行ってくるから、って軽く事情を話しておいた廉に紫耀を任せて。

「紫耀、先食べてていいからな？」

海人の部屋に向かう。

コンコン、

「かいー、」

そう呼びかけてもやっぱり返事はない。

「結構前にね、相手の子、謝りに来てくれたよ。すっげ反省してたし、海人に謝りたいってさ、」

「俺も、頭ごなしに怒っちゃって、ほんとごめん。」

「お腹すいたろ？ご飯作ってあるから、食べたくなったら降りといで。」

少し待ってみても、部屋の中の人気さえ感じらんないから、諦めて下に降りる。

「あれ、紫耀食べてないの？」

リビングに着くと、スプーンさえ手にしてない紫耀。

「俺、食べてええよって何回も言ったで」

「マジで？んー、紫耀？どした、お腹すいてないの？」

あれ？チャーハン嫌いだっけか？と脳の中の記憶を整理してみてもそんなことはなくて、なんなら割と好きだったよな？

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