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「ちょ、マル〜恥ずかしいて！大丈夫やからぁ」
「あきません。そんな痛そうにして」
そら、痛いけど。痛いけどさあ…
こんな、男子高生が男子高生におんぶされて道歩くんなんか、恥ずかしすぎるて！！
「降ろしてやぁ…」
「駅まで遠いんやから歩いたら治り遅くなるやろ？この道なら人もあんまりおらんし。我慢してくださーい」
そうやけど…。
俺が黙ると、マルも静かになった。
…それにしても。
意外と力持ちなんやなぁ。さっきからそこそこのペースでずっと歩き続けてるのに、息一つ乱れてない。
「マルって、何部なん？」
「陸上部やでー」
「わ、そうなん？無限高校って結構強いよな？」
「まあ、俺はエースやないけどなぁ。でも2年生の中じゃ割と速いほうかな」
「え？ちょぉ待って」
あれ？嘘…
「マルって2年生なん…！？」
「そやで？言わんかったっけ」
「ええええ！だって、亮が思い切りタメ口でおまえとか呼んでたやん！てっきり同い年かと…」
「まあ亮ちゃんそうゆう子やし」
びっくりした。そういえば、マルと授業の話とかしたことなかった。
「先輩やったんか…」
「そうですよぉー、ちょっとは頼りがいあるように見えてきたー？」
「や、全然」
「ひどい章ちゃん！」
あはは、と笑えば、マルもあははと笑って背中が揺れる。
炎天下、息は乱れないマルも、だんだんと汗がすごくなってきた。
「マル、休憩してええんよ？水分とらな…」
「駅まであとちょいやん、大丈夫やって」
……。
「マル、俺アイス食べたいかもなー」
「休憩しよか！あそこのコンビニ寄りましょか！」
「…ふふっ」
単純やなあ。嫁さんの尻に敷かれる旦那みたいで、思わず吹き出してしまう。でもよかった、熱中症増えてるもん最近。ちゃんと休まなあかんよな。
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ななな(プロフ) - 突然すみません、、、。やすくんと年下組シリーズ大好きなので、次の更新を楽しみにしています！ (2018年1月6日 1時) (
レス) id: c139195854 (このIDを非表示/違反報告)
おはなし - ヤンマーの江戸時代設定のやつの続編はどこかにのせていらっしゃいましたか？質問失礼します、 (2017年12月15日 0時) (レス) id: 01c8da2026 (このIDを非表示/違反報告)
海(プロフ) - 更新待ってました！とっても嬉しいです。さらに大好きな学パロ、ヤンマーと2つも一気に読ませていただいて幸せでした！またいつか読めることを楽しみに待ってますね。 (2017年9月6日 18時) (レス) id: 55300828f4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もち苺。 | 作成日時：2017年9月5日 20時
