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大倉side



相変わらずの寝つきの良さみたいで、そっと開けた扉の中からは寝息が聞こえていた。


深夜、ヤスのただいまを聞いて目覚め、寝たふりをする。ここ最近の習慣になってしまった行動に我ながら後ろめたさを感じる。


今日のように、優しくキスをされた日には、飛び起きて捕まえたくなってしまうのに。


その衝動を止めてしまうのは、最近俺の中に根付いてしまった、とある恐れと不安。


だからこうやって時間差で起きてきて、眠る彼を見にきてしまったりする。


ベッド脇に膝をつき、じっくりと寝顔を眺めた。薄い唇も、しっかりした鼻も喉も、それやのにうずうずするほど可愛らしく、色っぽい、幸せそうな寝顔も。



「愛してる」



呟いてみて、泣きそうになった。自分が、愛してるを行動で表せていないのは充分わかっているから。



ごめんな、ヤス。愛してんねん。ほんまやで。


ほんまは、今すぐ手を引いて、抱きしめて、見つめ合いながら唇を近づけて…愛したいんやで。




震える手で髪を撫でようとしたとき。



手を引かれた。


ぐらっとヤスの上に倒れこむ自分の身体。久しぶりに思い切り嗅いだ彼の香りが胸を熱くしすぎて、抱きしめられたことにも気づいていなかった。


「なにしとんの、おーくら…」



かすれた声が耳を抜ける。開いた扉から漏れる光でぼんやりとヤスの髪が見えた。




ヤスがベッドを手探りし始めた。なんやろ、と抱きしめられたまま考えると、スイッチの音と共に明るくなる視界。



俺は反射的に、身体を離してしまった。




可愛い部屋着を着たヤスと、電球の光の下でばっちり目が合う。自分の行動に気まずさを感じ、なにか言葉をかけようとした。



「なんで」



響いたのは再びヤスの声。



「なんでなん、大倉…?」




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るーしー(プロフ) - ガムトポすごく萌えました😭最後の鈍感トッポが、可愛くて可愛くて可愛すぎます。。ピンチに駆けつけるガムもかっこよくて、最高でした😭素敵な小説をありがとうございます! (2023年3月23日 2時) (レス) @page10 id: f4098d03e8 (このIDを非表示/違反報告)
もち苺。(プロフ) - あかかめさん» ありがとうございます!私もヒロイン感あるしょうちゃんが好きです笑 この先もゆっくりではありますが頑張るのでよろしくお願いします!! (2017年9月5日 20時) (レス) id: e64daadfce (このIDを非表示/違反報告)
あかかめ - 今更ですが全シリーズ読ませて頂ました…!章ちゃん受け+受けが危ない感じになって助ける的なお話が大好きなので生き甲斐になってますwお忙しいでしょうが無理せず頑張って下さい!長文、乱文失礼しました。 (2017年8月8日 20時) (レス) id: dd37e16602 (このIDを非表示/違反報告)
もち苺。(プロフ) - とまころろさん» いつもありがとうございます!これからもなかなか書けない期間があると思いますが、たまーにでも覗きにきていただけたらと思います。これからもよろしくお願いします! (2017年7月13日 23時) (レス) id: 9309636f94 (このIDを非表示/違反報告)
もち苺。(プロフ) - 青菜はやとさん» いつもありがとうございます。切甘は難しいです!笑 でも可愛いヤスくんは全作品に欠かさず書いていきたいです笑 (2017年7月13日 23時) (レス) id: 9309636f94 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:もち苺。 | 作成日時:2017年3月23日 22時

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