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橙side
疲れたわぁ。
でも午後にもう一回走らなあかん。2時半くらいには俺の番終わるかな…でも村上くんをどう説得しよ。
昼ごはんを食べていたら、LINEの通知があった。
あれ、亮ちゃん？珍しいな。
『マル、早よ来い！章ちゃんを好きな先輩が、グイグイ来とる。いまから障害物走で、章ちゃんその先輩とペアになってもうたし。早よ来て彼氏アピールせんとこの後も何されるかわからんで』
「はいーー！！？」
大声をあげて固まる俺。隣で食べていた大倉(一応の陸上部)が携帯を取り上げ文面を見る。
「うわあ男子校こわ。やっぱ午後の終わったら行きや、マル」
「行く、あとでシバかれても八重歯伸ばされてもええ！章ちゃぁぁん」
という会話を聞かれて八重歯伸ばされてもうたけど、最悪トイレ行くふりでもしてなんとか抜け出す。待っとってや、章ちゃん！！
………………………………………………
緑side
LINEの後、ずっとそわそわしているマルを横目に、俺は立ち上がって村上くんのもとへ。
「村上くん。あいつ、永戸高校に恋人がおるんですよ」
「え、永戸高校に！？」
俺は、一個村上くんの弱みを握っている、実は。
永戸高校の名を出せばもしかして、と思ったんや。
「寂しいんやろな、マル高校に入ってまだ一度も会えてへんねん、恋人に」
「….永戸高校は今日、体育祭やな」
さすがようご存知で。よし、トドメや。
「村上くんなら、マルの気持ちわかってあげられるんちゃいますか…？」
村上くんが、こいつめ、と苦笑いをした。
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倉餅(プロフ) - とまころろさん» 初コメントありがとうございました！小説を誰かに見てもらうのは初めてだったので、とても嬉しいです！これからも更新がんばります。 (2016年7月8日 22時) (
レス) id: f9b71d4474 (このIDを非表示/違反報告)
とまころろ - とても素敵です。更新楽しみにしてます！ (2016年7月8日 20時) (レス) id: edaf8fd36c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もち苺。 | 作成日時：2016年7月5日 2時
