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七夕の日 ページ33
亮side
笹の葉さらさら軒端に揺れる。
うちの高校では毎年7月、食堂に飾られた竹の木に生徒たちが願いを込めた匿名の短冊がぶら下げられる。
『大会優勝』
『赤点取りませんように』
『彼女募集中』
真面目なものからふざけたもの、『ヨコの忘れ物が治りますように』『もっとギャグが受けますように』なんて、明らかに俺が知ってる人物によるネタみたいな短冊もある。
昼休みの食堂で隣に座り、短冊に書くことを考えている幼なじみに尋ねてみる。
「ヤスは何お願いするん？」
「んー、無難に、春夏秋冬健康でいられますように？」
「元旦の願いごとみたいやな」
からかうと、じゃあ亮はどうなん？て俺が書いた短冊を覗き込んでくる。最近かけたパーマがふわりと揺れ、香水の香りが鼻をくすぐる。
隣にいるのが当たり前の親友、なのにいつだって俺はドキドキして、近寄られるだけで緊張する。
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倉餅(プロフ) - とまころろさん» 初コメントありがとうございました！小説を誰かに見てもらうのは初めてだったので、とても嬉しいです！これからも更新がんばります。 (2016年7月8日 22時) (
レス) id: f9b71d4474 (このIDを非表示/違反報告)
とまころろ - とても素敵です。更新楽しみにしてます！ (2016年7月8日 20時) (レス) id: edaf8fd36c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もち苺。 | 作成日時：2016年7月5日 2時
