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「なーんやおまえ!か弱い後輩ヤスくんに飲ますより俺と飲み対決しよや!ほれ、おまえ俺には勝てへんやろけどなぁ」
煽りが上手い村上くん。乗せられる副部長の腕から、俺はヤスをべりっと剥ぎ取るようにして自分のほうへ引き寄せる。
ふらふらで立つのもやっとなヤスを、とりあえず横山くんがいる安全地帯まで引きずってった。
ほんまは抱っこしたいけど、みんないるし…。
「たちょ…?うー、もう飲めへんよー…」
「飲ませんわ、ほら、水」
顔を上げたヤスは、頰が真っ赤で目がとろんとして、あっつくて。
あかんあかん可愛い可愛い!俺の恋人最高や。理性がんばれ。
水を飲んだらへにゃって俺の胸に頭を預けるヤス。はぁーやばい!ニヤニヤが止まらん。
周りの部員が、甘えるヤスにちらちら目を向け、俺と見比べる。ヤス、俺との関係隠さなきゃ!みたいな余裕もないんやな。
と、ここで横から顔出した横山、ヤスに声をかける。
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倉餅(プロフ) - とまころろさん» 初コメントありがとうございました!小説を誰かに見てもらうのは初めてだったので、とても嬉しいです!これからも更新がんばります。 (2016年7月8日 22時) (レス) id: f9b71d4474 (このIDを非表示/違反報告)
とまころろ - とても素敵です。更新楽しみにしてます! (2016年7月8日 20時) (レス) id: edaf8fd36c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:もち苺。 | 作成日時:2016年7月5日 2時