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霊じゃない、霊じゃない、そんなわけないと思いながらも怖くて身体が動かない。じっと息を殺していると、微かに声が聞こえた。
「りょぉ…寝ちゃったぁ？」
亮、って。霊が俺の名を知って…る、わけない。ちょい待て今の声は。
そっと扉に擦りよって、深呼吸して答える。
「もしかして、章ちゃん…？」
「亮？起きてる…？」
俺は扉を開けた。寝ぼけ眼の章ちゃんが毛布にくるまって、寝癖をつけて立っていた。
「章ちゃん、本物…？な、どうしたん」
「なんかな、部屋の暖房が急に切れて、つかんくなって。寒すぎて寝られへんねん…で、もしよかったら、床で雑魚寝でもえーから入れてくれへん…？」
遠慮がちに聞く章ちゃんがなんかいつもより可愛いく見えて、本物か信じれんくて、ちょっと頭を触ってみた。
「んぇ？亮、寝ぼけとる？」
「うーん。えーよ、入り？」
確かに章ちゃんだ。俺は一気に安心して、肩を抱いて彼を招き入れた。
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倉餅(プロフ) - とまころろさん» 初コメントありがとうございました！小説を誰かに見てもらうのは初めてだったので、とても嬉しいです！これからも更新がんばります。 (2016年7月8日 22時) (
レス) id: f9b71d4474 (このIDを非表示/違反報告)
とまころろ - とても素敵です。更新楽しみにしてます！ (2016年7月8日 20時) (レス) id: edaf8fd36c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もち苺。 | 作成日時：2016年7月5日 2時
