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冬休みにはいって、慎太郎と北斗と虚しいクリスマスをカラオケで過ごして。イルミネーションをみて申し訳程度のクリスマス気分を味わった
「まって。虚しくて泣きそう」
「…A、こいつ殴れ」
「よしきた。」
イルミネーションの前で肩パンしあう男女は私たちくらいだ。カップルたちの雰囲気を壊しては行けない、とそうそうに退散することを心に決める
「しんたろ、体力ゼロだから帰ろ」
「……俺も辛いから無理。あ、あそこにいんの樹先輩たちじゃね？」
「………遠目でみるとまじ輩。」
髪色明るい男女の集団、その中には少しプリンになった金色が見えた。「……寒いから帰ろ」先輩の気分を害す前に、それに可愛い先輩たちと話してるのも見たくないし
「コンビニ寄って、名前の家で人生ゲームしようぜ」
「……オールね。」
「何、その狂った催し。俺やだよ、夜通し人生ゲームってさ…」
じゃあ北斗は帰れよ！って慎太郎が冷たく言うから、私も「そーだそーだ！陰キャ！」ってのった。ひどくない？って北斗が大声でつっこむからバレないかな
「なー、これ美味いと思う？」
「……絶対まずいでしょうよ、それは」
慎太郎が手にしてる塩辛味のポテチを批判して嫌な顔してる北斗。そんな2人を横目にクリスマス限定のモンスターをみつけてコンビニの外で捕まえようとする。…なかなか捕まらない、あれこういう時何色の木の実あげたらいいんだっけ
「………仲間になろ」
ぼそり、と呟く私は立派な不審者。いつの間にか上がったレベル、先輩と合わなくなってからも続けてるからモンスターの種類も少しだけ増えた。それでも2人でしていた楽しさを越えられないから嫌になる
「もー、きょも！帰るってなんで」
「つまんないから。樹は戻れば」
聞きたくない声、反射的にコンビニ横に走って隠れる。そりゃ大学近いコンビニで。会うこともある、けど。2人はコンビニ入っていく。鉢合わせ、なんて今は望んでない
『隠れてるから！』って慎太郎にスタンプ連打して2人が出てくるのを待った
それより先にスマホをもった大我先輩がでてきて、きょろきょろと当たりを見回す。モンスターでも捕まえるのかな。クリスマス限定のやつ、今先輩の画面にも出てるはずだし
「きょものばか。コーヒー飲みたいって言うから来たのに！」
「帰る」
つまらなそうにスマホをしまって田中先輩を無視して歩き出す先輩。寒いのにマフラーしてない
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七七盛(プロフ) - 最後まで一気に読み上げました！沢山の登場人物がいるにも関わらずきちんと描写が伝わってとても読みやすく引き込まれました！出てくる人たちも一人一人キャラが立っていて…だからこそ辛いなぁと感じる展開もありましたが最後まで期待を持って読ませて頂きました！ (2022年2月8日 23時) (
レス) id: 3ec5ecab0a (このIDを非表示/違反報告)
KiiiiLA(プロフ) - 初めまして、ここにきてたいが先輩どーした！ ってくらい主人公ちゃんと一緒に胸をいためております(T_T) わたしはたいが先輩応援派だからよけいにだったんですが、ここにきてたいが先輩の気持ちが見えなくて苦しいです。 続き楽しみにしております！？ (2021年11月24日 13時) (レス) id: f5fdf1c4e3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まめこ
| 作成日時：2021年11月24日 0時
