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休憩所に座ってる慎太郎とみっちゃん。2人の前にはさっき買ったやつと、更に焼き鳥も増えていた。嬉しそうな慎太郎と引いてるみっちゃん。私も大我先輩からはあんな風に見えてたのかな…こわ。
「あ、京本先輩！今日もイケメンですねー！」
「……お前の友達、うるさいよ」
「私に言われても…」
律儀に2人の所まで送ってくれた、らしい大我先輩。「ありがとうございました。」ってお礼を言う私を無視して。2人に「こいつ借りてもいい？」って聞いてる。
「………物じゃないですよ、わたし」
「Aじゃなくてこいつらに聞いてんの」
「え、本人の意思とか」
私の言い分を遮って「どうぞ！貸します貸します！あ、でも今日私Aんち泊まるんでお泊まりはなしで！」私を押し出すみっちゃん。満足そうに「どうも」ってまた私の手を握って歩き出す。急いで慎太郎にハリケーンポテト、押し付けた。
「田中先輩たちと、綺麗な先輩たちも一緒でしたよね？」
戻らなくて大丈夫なんですか？って心配して聞いてるのに。私の問いかけは無視。
「………クレープとかき氷食うんだろ」
「大我先輩とって意味じゃないですよ、…一緒に食べてくれるんですか？」
ご飯食べてきたくせに。って意味を込めて言ってやった。「どっちかだけなら付き合ってやる」…そんな嫌々付き合ってもらわなくても。でもちょっと嬉しい、のはなんでたろ
人混みの中、繋がれた手と多分合わせてくれてる歩幅。なんでこの人はいつも私を見つけにくるんだろ、変な人。
斜め前、私の手を引いて歩く大我先輩をみつめてたら振り向いて「なんだよ」って笑う。
「大我先輩、私の事好きですか」
なんて思わず出た言葉に自分でもびっくり。どうせまた、舌打ちと「…ばかなの？」とか返ってくるんだよ。嫌そうな顔とセットで。そう思ってたのに。
「だったらどうすんの？」
予想もしない言葉だった。立ち止まって私の表情を窺うように見る先輩。うるさいはずの喧騒が何故か耳に入ってこない。からかわれてる、絶対。
「……どうも、しません」
「…………まぁ、ありえないけど」
ふ、って笑って。何事も無かったようにに「クレープ何味？」って聞いてくる。「チョコバナナが優勝です」って私も気にしないフリして答えたけど。
心臓バクバクなの。なんだ、その冗談。あんな真剣な顔で言うの、ずるいとおもう。
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Nappy(プロフ) - 素敵な作品ですね！ (2021年11月21日 21時) (
レス) id: 6b7a5f4d24 (このIDを非表示/違反報告)
キミ(プロフ) - いけない時間から1を読み始めたら深夜を過ぎて一気読みです！仕事かうまくできるか不安でしたが、感情を揺さぶられて、涙するお話が読めたので、心は満足です！続きを楽しみにしてます！ (2021年11月18日 1時) (レス) id: d4e3c92b39 (このIDを非表示/違反報告)
やん - 沢山更新嬉しいです！！！！！！日々の楽しみです^ ^ (2021年11月8日 0時) (レス) @page25 id: a4d97af994 (このIDを非表示/違反報告)
華恋(プロフ) - このお話の京本くん好き過ぎます。どのお話も大好きです。更新頑張ってください⚐ﾞ (2021年11月7日 21時) (レス) @page20 id: 2b37390e07 (このIDを非表示/違反報告)
はる(プロフ) - だめだ。あまりにも好きすぎる。 (2021年11月7日 19時) (レス) @page20 id: 5f27ff9118 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まめこ
| 作成日時：2021年11月4日 20時
