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大学生の夏休みはすごく長い、サークルで海に行って、みっちゃんと遊びに行って。慎太郎と近所の公園で全力で遊んだりも。
『まって。夏休みやりつくした』
みっちゃんに送ったメッセージ。すぐに返ってくる反応。『わかる。無駄に長い』始まる前は楽しみで仕方なかったのに。なんて贅沢な悩みなんだろ
『お祭りいく？』
みっちゃんからのお誘いにベッドから飛び起きた。お祭り！まだ夏休み、やり尽くしてなかった！大学近くのでっかいおまつり。その後A家に泊まる！ってはしゃぐみっちゃん。慎太郎も誘お！ってもう約束をとりつけたみたい。
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絶対動くの大変だ、って言って普段着の私たち。「華がない！」って騒ぐ慎太郎、こいつだけは何故か甚平着てきた。似合うね、うん
「慎太郎、甚平似合うね。悪ガキみたい」
「…え？それほめてる？Aはふつう」
小宮もふつうって律儀に言う。まぁ、普段着だしね。賑わう人混みを3人で歩く。チョコバナナ！とかりんご飴とかたこ焼き！とか1歩歩く度に「食べたい！絶対」とか誰かさんが言うからなかなか進まない
「…あんたそれ以上もてなくない？」
「A、たのんだ。」
「ええ…」
そもそも両手塞がってるから食べれないじゃんって言ったら休憩所で食う！って歩き出す。「あ、ハリケーンポテト…」って悲しそうにつぶやくの見てパシリを担った。
「先に行ってて！買ってから行く！」
「……Aやさしくね？コンソメ味！」
「このバカが迷子にならないように見張っとくね、ごめんね。Aー」
急いで引き返す、けっこう最初じゃん。って戻りつつパシリになったことを少しだけ後悔。戻ってる最中にやけに髪色の明るい集団が遠くに見えた。ちょうど交差点の交わるところ。大我先輩、だ。
私の行きたいのとは別の方向に行く先輩たち。サークルの綺麗な先輩たちも一緒で、なんとなく声はかけなかった。お目当てのハリケーンポテトを買って、みっちゃんに連絡。人にぶつからないように端っこに立って『どこの休憩所？』って連絡する。さっきの道の焼き鳥屋さんの先にあるよって即レス。さすがみっちゃん。
歩き出そうとしたのに。「神輿が通りまーす」ってどっと流れてくる人混み。少しの間立ち往生、だ。みっちゃん達に遅くなるかも、って連絡したらまたメッセージの通知
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Nappy(プロフ) - 素敵な作品ですね！ (2021年11月21日 21時) (
レス) id: 6b7a5f4d24 (このIDを非表示/違反報告)
キミ(プロフ) - いけない時間から1を読み始めたら深夜を過ぎて一気読みです！仕事かうまくできるか不安でしたが、感情を揺さぶられて、涙するお話が読めたので、心は満足です！続きを楽しみにしてます！ (2021年11月18日 1時) (レス) id: d4e3c92b39 (このIDを非表示/違反報告)
やん - 沢山更新嬉しいです！！！！！！日々の楽しみです^ ^ (2021年11月8日 0時) (レス) @page25 id: a4d97af994 (このIDを非表示/違反報告)
華恋(プロフ) - このお話の京本くん好き過ぎます。どのお話も大好きです。更新頑張ってください⚐ﾞ (2021年11月7日 21時) (レス) @page20 id: 2b37390e07 (このIDを非表示/違反報告)
はる(プロフ) - だめだ。あまりにも好きすぎる。 (2021年11月7日 19時) (レス) @page20 id: 5f27ff9118 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まめこ
| 作成日時：2021年11月4日 20時
