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ご飯食べて18時に集合場所に行くと、もうみんなクジを引き始めていた。私は脅かし役だし、みっちゃんは慎太郎とペア。「慎太郎ー！ペアの女の子きたよ」って自ら慎太郎を呼び出してもう準備万端ってかんじ。
「もー！俺ぜーったいお前ら以外がよかったのに！」
「うっわ…失礼すぎない？」
慎太郎の肩を叩くみっちゃんをみてたら「Aちゃん、俺らあっちで脅かし待ち。」って高地先輩が迎えに来た。さすがに真っ暗の中1人はきついからって2人ずつのペアになるらしい。
「……まじでよかったです。ほんと。」
「だよね。脅かし役がいちばん怖い気する」
これ使ってーって差し出される色々な脅かしグッズ。買った覚えがめちゃくちゃある。まさか自分が使うことになるなんて。無難に13日の金曜日にでてくるお面？つけて引っ込むナイフを持ってみた。
「怖いですか、こーちせんぱい」
「………ふ、怖い。うん。こわいよー」
「棒読みやめてくださいよ！」
じゃあさ、それでぶちかまそっか。って顔に似合わず物騒なこというの。高地先輩。肝試しするところは、トンネルから繋がる廃墟みたいなとこ。女の子が閉じ込められてたって噂らしい。行くまでのトンネルがめちゃくちゃ怖い。地獄。
「まぁ家なんて入れないし手前までね。玄関にロウソクあるからそれ持ってきてー。持ってきたやつから花火配るから！」
田中先輩、1人でそんなところに準備しにいってたの？無敵すぎない？日は落ちたけど、真っ暗ではない。それでも電灯のないトンネルと寂れた廃墟、なんて怖くて仕方ないじゃないか
脅かし役いけー、って笑われてとぼとぼと歩き出した私たち。「……誰が前歩きます？」ってチームの男の子が言い出して前に行かされたのは高地先輩。その後わたし。電車みたいにみんなで繋がって、2人ずつ適当に隠れていく。
「……こーち先輩。まじ怖なんですけど、」
「俺もだよ…」
トンネルを出たところ、見えないように2人でしゃがむ。高地先輩の携帯に『いまからいくー』って連絡きて、たぶんトンネルの入口らへんで「うお！」みたいなびっくりした声。
「そろそろですかね」
「……だね。」
光がチラついてみえた。無言で飛び出したら「Aじゃん」って慎太郎。くそ。任務失敗だ。
「こーち先輩とAだー！なんか安心する。ふたりみると。」
それだと意味が無いんだよ、みっちゃん
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Nappy(プロフ) - 素敵な作品ですね！ (2021年11月21日 21時) (
レス) id: 6b7a5f4d24 (このIDを非表示/違反報告)
キミ(プロフ) - いけない時間から1を読み始めたら深夜を過ぎて一気読みです！仕事かうまくできるか不安でしたが、感情を揺さぶられて、涙するお話が読めたので、心は満足です！続きを楽しみにしてます！ (2021年11月18日 1時) (レス) id: d4e3c92b39 (このIDを非表示/違反報告)
やん - 沢山更新嬉しいです！！！！！！日々の楽しみです^ ^ (2021年11月8日 0時) (レス) @page25 id: a4d97af994 (このIDを非表示/違反報告)
華恋(プロフ) - このお話の京本くん好き過ぎます。どのお話も大好きです。更新頑張ってください⚐ﾞ (2021年11月7日 21時) (レス) @page20 id: 2b37390e07 (このIDを非表示/違反報告)
はる(プロフ) - だめだ。あまりにも好きすぎる。 (2021年11月7日 19時) (レス) @page20 id: 5f27ff9118 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まめこ
| 作成日時：2021年11月4日 20時
