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「じゃあ暗くなるまで自由時間ね、17時に飯！かいさーん」
今日先輩たちとサークルメンバーがが止まるらしい民宿、みたいなとこ。私とみっちゃんと他にも1年生が何人かはご飯だけ食べて帰る。だからきっと肝試し終わって花火の途中で抜けなきゃなんだろうなって思うと寂しいな
民宿の大浴場みたいなとこでシャワー浴びて、そこからせっかく落としたメイクをまた軽くして。そこでまだ16時、あと1時間なにしてるってみっちゃんとうだうだ。民宿の横にある手作り感満載の木のブランコに腰掛けた
「もう終わるねー」
「ね、楽しかったなー。」
「夏休みまだ死ぬほどあるよ」
よく晴れていた今日、日没は18時らしい。夕焼けみたいな、みえるかなって。ベンチから立ち上がって海の方を眺める。
「……Aー？」
「なーにー」
「夏休み沢山遊ぼうね。…彼氏優先だけど！」
「ひどい！」
嘘！何かあったら言ってね、って無理に聞こうとしないみっちゃん。「……北斗、桜庭ちゃんと付き合ったって」そう呟く。自分で言葉にしたらダメージすごい。大我先輩の言う通り、こうなるのわかってたのに。
「サークル、やめる？、」
私の表情を窺うようにそう言われて、一瞬考える。辞めたらきっとみんなに気を使わせることも、北斗にあんな顔をさせることもなくなる。…でも7：3で優しい先輩に会えなくなるのは少しだけ寂しいかもしれない
「……Aがね、辛いならって思ったんだけど」
「つらい、時もあるんだけどね」
さっきまで泣いてたし、思い出すと胸の奥に何かつっかえてるみたいに苦しくなる。それは事実だ。
「楽しいからやめたくない、かも。…迷惑かけたらごめんね」
思い浮かぶのは、抱きしめられた時の体温と安心したように笑った顔。それに目の前のみっちゃんの心配そうな顔を見てたら素直にそう思えた
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Nappy(プロフ) - 素敵な作品ですね！ (2021年11月21日 21時) (
レス) id: 6b7a5f4d24 (このIDを非表示/違反報告)
キミ(プロフ) - いけない時間から1を読み始めたら深夜を過ぎて一気読みです！仕事かうまくできるか不安でしたが、感情を揺さぶられて、涙するお話が読めたので、心は満足です！続きを楽しみにしてます！ (2021年11月18日 1時) (レス) id: d4e3c92b39 (このIDを非表示/違反報告)
やん - 沢山更新嬉しいです！！！！！！日々の楽しみです^ ^ (2021年11月8日 0時) (レス) @page25 id: a4d97af994 (このIDを非表示/違反報告)
華恋(プロフ) - このお話の京本くん好き過ぎます。どのお話も大好きです。更新頑張ってください⚐ﾞ (2021年11月7日 21時) (レス) @page20 id: 2b37390e07 (このIDを非表示/違反報告)
はる(プロフ) - だめだ。あまりにも好きすぎる。 (2021年11月7日 19時) (レス) @page20 id: 5f27ff9118 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まめこ
| 作成日時：2021年11月4日 20時
