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「なになに！きょもとAちゃん！仲良くやってる？」
いまだに私の頬を掴んで離さない京本先輩、田中先輩はその姿を微笑ましげにみてる。うそでしょ、どうして目を細めてみつめられるんだろ。後輩いじめですよ、これ
「樹、こいつ生意気。俺と仲良くなりたくないとか言っちゃうの。握りつぶしてやろうかな」
「もー！優しくだよ、きょも。ほら、Aちゃん、なんか食べたいのある？」
頬を掴まれたまま首を振ると田中先輩は「遠慮しないで！みっちゃんなんて食べまくってるよ、シンタローも！」少し離れた席の2人を見ると完全に馴染んでる。
「……きょうもとせんぱい、はなしてください」
「…ブスだな。お前」
いらっとして京本先輩の手を振り払う。この人ほんとうにやだ。頼んだドリンクを先輩方に渡し、また高地先輩の隣に避難する。
「うっわー。また嫌われたよ、大我。」
不服そうな顔で頼んだお酒を飲んでる先輩。好感度なんてもともとないから嫌いようがないですよ、とは言わないけど。
「いやー、それにしてもさ、仲良いね。あそこ」
「………あー。そうですね。」
「幸音ちゃんに彼氏いんの？って聞いたら北斗が答えるのよ。いませんって。」
「いいね、青春だわ、まじで」
2人の先輩はにやにやしながら2人をみてる。私もつられてヘラヘラ笑うけど、上手く笑えてる自信が無い。高校の時からあんななの？って田中先輩に聞かれて、不自然じゃないように答えようとした、けど。
「A、次これ」
「…お前絶対わざとだろ！」
わざと高地先輩の顔にかかるようにメニュー渡してきた。呼び出しボタンすぐ目の前にあるのに、って思ったけど。丁度話が遮られて、よかった。
「……自分で頼んでくださいよ。」
「後輩は使うためにいるんだって」
「先輩、ほんとに」
優しいだろ、って私の言葉に被さるように言ってきた。シカトして呼び出しボタンを押す。
「Aさ、お前ばかだな」
突然の悪口。せっかく先輩の注文しようと思った後輩に言う言葉じゃない。反応しないようにしてたのに、まだ続くんですか。その悪口
「いい子ぶって貧乏くじばっかり引くタイプでしょ」
「言いたいことあんなら言えばいいのに、ヘラヘラ笑って誤魔化してんだろお前」
「なんで、京本先輩にそこまで言われなきゃなんですか？…うざいです」
勢いで言い返して後悔、怖々と京本先輩の方を見ると笑ってる…どんな情緒ですか…
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らっとる - 初めてコメントします！まめこさんの作品が大好きでどれも何度も読み返しています♪中でも今回の無題とーーっても好きです！1日に何回も更新されてないかな?と覗きにきては読み返してます☺︎更新楽しみにしてます！応援してます♪ (2021年11月4日 18時) (
レス) id: cbd38ba105 (このIDを非表示/違反報告)
Sn(プロフ) - 初めてコメントします！凄く面白いです！ニヤニヤしてしまいましたー＾＾今後の展開が気になりすぎるっ！！！更新楽しみにしております！作者様のペースで頑張って下さい！応援しております (2021年10月1日 0時) (レス) @page15 id: 8a3780e77b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まめこ
| 作成日時：2021年8月22日 14時
