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「え、なになに。いい感じなんだ？うっわー。王道ラブコメみたいですげー。」
「…ですね。高校まで仲悪そうにしてたのに、最近仲良くなって。それで。」
聞かれてもないことまで話してしまう、べつに話したいことではないのに。ペラペラと動く私の口を止めたのは、頭に置かれた誰かの腕。あと高地先輩の「うおっ！いてーよ！」って声。
「そこどけ、こーち」
私の頭に腕置いて、隣の高地先輩を押しのけて隣に座る京本先輩。すごくやだ。頭の上の手も、私を見透かしたような目も。
「お前さぁ…もっとやり方ないわけ？ほぼ俺の事潰してるんだけど」
「うるさい、高地がそこに座ってんのが悪いんだろ」
「…Aちゃん、こいつまじでこういう奴なの。ごめんね、」
「……高地先輩はなんにも悪くないですよ」
悪いのはこの人だ、と横目でちらりとみる。「あ？なんだよ」って気に入らなそうな先輩と目が合って、ヘラと愛想笑いしておく。
「…お前まじむかつく。」
そう言って高地先輩が選んでくれた私のドリンク飲み干した。なんなの、まじでこのひと。
「で、なに？Aはあの二人のとこいかなくていいわけ？」
「京本先輩！なにのみます？」
誰にも聞かれないように、と声を張って先輩にメニューを渡した。「うるさ」とメニューを受け取り、無言で指をさす。…頼めってこと？これ
「……高地先輩、なにのみます？一緒に頼みますよ」
「あー…ほんとごめんね。」
「京本先輩はどうしてそんなにあれなんですか？」
「……は？あれってなに」
わがまま、です。あと自分勝手。流石に言えなくて「顔面だけは素敵ですね」とか思ってもないことを言っておく。呼び出した店員さんに「ブラッディメアリー？とジントニック？お願いします…」とドリンクを頼むとどこか満足気な京本先輩。
「…1年なんて資金源、でしたっけ？」
前に言われた京本先輩の言葉を繰り返してみると、京本先輩の横で高地先輩がドリンク吹き出した。「大我！お前ほんっとに最悪だわ」って怒られてるけど、ガン無視してトマト食べてる
「……そんなに、私にかまってもらわなくて大丈夫ですよ」
控え目にそう伝えるとまた睨まれた。だって、別に先輩と仲良くなりたいなんて思ってないし、
「…後輩ってまじで可愛くないね、なにこれ」
私の頬を片手で寄せる、痛い。ほっぺが凹みそう。先輩を睨むと「後輩じゃなくてAが可愛くないのか」と1人納得したようにいわれた
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らっとる - 初めてコメントします！まめこさんの作品が大好きでどれも何度も読み返しています♪中でも今回の無題とーーっても好きです！1日に何回も更新されてないかな?と覗きにきては読み返してます☺︎更新楽しみにしてます！応援してます♪ (2021年11月4日 18時) (
レス) id: cbd38ba105 (このIDを非表示/違反報告)
Sn(プロフ) - 初めてコメントします！凄く面白いです！ニヤニヤしてしまいましたー＾＾今後の展開が気になりすぎるっ！！！更新楽しみにしております！作者様のペースで頑張って下さい！応援しております (2021年10月1日 0時) (レス) @page15 id: 8a3780e77b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まめこ
| 作成日時：2021年8月22日 14時
