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田中先輩の名前を伝え、席に通される。…先輩、たくさんいるんだよね。緊張する。それは桜庭ちゃんも同じようで「ほっくん、隣座ってもいい？」なんてきいてる。可愛いなぁ、桜庭ちゃん。
「あ、1年生たちー！ばらけてばらけて！」
田中先輩は私たちを見るなり「はい、みっちゃんここねー。」「Aちゃんここー」と既に決まってたであろう席にに割り振った。人見知りな私には地獄な環境。
「………お前ここな」
隣はまさかの京本先輩。…ニヤニヤと面白そうなものを見る目で田中先輩がみてるからたぶんわざとなんだろうな…
「……お隣失礼します。」
京本先輩の声は聞こえないふり。人の良さそうな男の先輩の隣に座る。好き好んであんな先輩の隣絶対すわんない
「おー、どうぞー。えっと…ごめん。名前なに？」
「AAです。先輩は？」
「高地優吾だよ。…いいの？大我めちゃくちゃ睨んでるけど…」
「や、やめてください。怖いんですよ、京本先輩」
高地先輩はナイスガイらしく、小声で気づかってくれた。ただ、顔は笑ってる。この顔は面白がってる顔だ。…京本先輩は目を細めて睨んでくる。みないふり、しよう
「Aちゃん、大我と仲良しなのねー。」
「違います…見てください、あの顔。あんな顔で後輩見る先輩いないですって」
「すんごい言われようじゃん、大我。あ、何飲む？」
渡されるノンアルメニュー…それすらドキドキ。カタカナばっかりでよくわかんない。高地先輩は優しく「これは甘くて美味しいよー」って教えてくれる
「私、人見知りなんですけど、高地先輩話しやすくて大好きです…」
「なになに。好印象だね、俺」
でも俺めんどくさい事には関わらないからねーとかるーく言われる。…高地先輩は見た目に反して意外に手厳しい。
「今年の1年生はみんないい子そうだわー。人見知りの大我があんなに懐いてるしなぁ」
「懐いてる…？目ん玉腐ってます？高地先輩」
「うっわ、Aちゃん口悪いね。絶対俺助けないからね」
優しい高地先輩は優しくなかった。つらい。あ、と何かに気づいたような高地先輩
「あの二人は付き合ってんの？男の子の方めちゃくちゃ警戒心すごいね(笑)」
指さす先には隣同士に座るあのふたり。北斗は桜庭ちゃんを気遣いつつ、先輩と話してるのがみててわかる。
「……あぁ、幼馴染らしいです。でも」
付き合うんじゃないんですかね、なんて自分の言葉に酷く傷ついた
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らっとる - 初めてコメントします！まめこさんの作品が大好きでどれも何度も読み返しています♪中でも今回の無題とーーっても好きです！1日に何回も更新されてないかな?と覗きにきては読み返してます☺︎更新楽しみにしてます！応援してます♪ (2021年11月4日 18時) (
レス) id: cbd38ba105 (このIDを非表示/違反報告)
Sn(プロフ) - 初めてコメントします！凄く面白いです！ニヤニヤしてしまいましたー＾＾今後の展開が気になりすぎるっ！！！更新楽しみにしております！作者様のペースで頑張って下さい！応援しております (2021年10月1日 0時) (レス) @page15 id: 8a3780e77b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まめこ
| 作成日時：2021年8月22日 14時
