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「あー…良さそうな奴いたら紹介するね！どんなのが好き？」
「あ、俺もお願いしまーす！」
同情してくれる田中先輩と便乗する慎太郎。そんな哀れんだ目でみないでほしい…
「慎太郎はあとでなー。んで？」
私の答えをまってる、けど。どんなの….と言われても困ってしまう
「……物静かにみえて、話すと楽しくて。優しい人です」
つい、北斗を思い浮かべて言ってしまった。たぶん、バレることは無いけど、恥ずかしい。誤魔化すようにコップの水を飲む。
「……んー。え。きょもぴったりじゃん」
「優しい、ひと…です」
優しくないですよ、この人と暗に言ってるようなものじゃないか。京本先輩の方をちら、とみると「俺が無理だわ」と一言。こっちだって絶対むりですよ。とは言えないけど。
「はいはい！俺はーロングヘアで礼儀正しい美人っすね！お願いしまーす！」
「そんな子いたら俺が彼女にしてるわ、ばか」
待ちきれない、と言った感じで話し始めた慎太郎になだめる田中先輩。よかった。慎太郎たちきて。勝手に感じてた居心地の悪さを消してくれた
「え、てかお前さ」
安堵したのもつかの間。面白そうに私を見て、それから北斗をみて。京本先輩は私の耳元で囁いた。「こいつの事好きでしょ？」見た目の通り、少し高めの声。
「…！京本先輩、あの」
焦ったように立ち上がって京本先輩を見下ろした。だって、そんなの。みっちゃんにも慎太郎にも言ってないのに。
「ちゃんとサークルこいよ？」
脅しだ。これ。出会ってからムスッとしてるか、睨んでるか、はたまた嫌味っぽく笑うかしかしてない京本先輩。いまの笑顔はむかつくけどすごく可愛い。…性格悪すぎないですか、このひと
「…はい。いきますよ。」
「なになに、仲良しじゃん！きょもも嬉しそうだし」
「仲良し…ではないです、」
何を勘違いしてるのか知らないけど、にやにやしてる田中先輩。慎太郎の「まって、このうどんめちゃくちゃ伸びてね？」というクレームはガン無視して、仲良しというところを否定した。
「これから仲良くなるんだよな？」
有無を言わさない、と言った感じで肩をくまれた。パシリ兼金づる、が誕生した。たぶん。
「京本先輩って、いい性格してますね」
「あー、よく言われる。」
褒め言葉じゃないのに笑ってる。あ、これも嫌味だ。
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らっとる - 初めてコメントします！まめこさんの作品が大好きでどれも何度も読み返しています♪中でも今回の無題とーーっても好きです！1日に何回も更新されてないかな?と覗きにきては読み返してます☺︎更新楽しみにしてます！応援してます♪ (2021年11月4日 18時) (
レス) id: cbd38ba105 (このIDを非表示/違反報告)
Sn(プロフ) - 初めてコメントします！凄く面白いです！ニヤニヤしてしまいましたー＾＾今後の展開が気になりすぎるっ！！！更新楽しみにしております！作者様のペースで頑張って下さい！応援しております (2021年10月1日 0時) (レス) @page15 id: 8a3780e77b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まめこ
| 作成日時：2021年8月22日 14時
