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「珍しいな、慎太郎がいっちゃおーって即答してこないの」
「…ねえ、俺ってそんなバカっぽいの？」
だいぶ誇張した慎太郎のモノマネに笑ってしまった。そんなしゃくれてなくない？って抗議して、更に「お前こんなだよ」ってまた変顔する北斗。
「まってまって。それはもう俺じゃない。」
「慎太郎の真似なら私もできる、みて」
慎太郎がよくやる眉間にしわ寄せる顔。怒ってるわけじゃないのに怒ってるみたいな顔をすごい誇張してやったら「ふざけんな！こっわ。…ゴリラなの？俺」って慎太郎には怒られて
「言っとくけど、マジで似てるよ。それ」
北斗に肩を叩かれながら笑われた。…久しぶりにちゃんと楽しい。高校の時みたいなくだらないノリがなんだか嬉しくて仕方ない
「なんか久しぶりにみた。Aと松村がふざけてんの」
あんたらってまじな顔していっつもじゃれあってるよねってみっちゃんに呆れたように言われて納得。北斗がぼける時って真顔だからこちらもつい、真顔でふざけてしまう
「Aが拾ってくれるから、つい」
「北斗が真顔で意味わかんないこと言うから」
声が被った。しかもお互いがお互いのせいにしてるから吹き出して笑っちゃった
「…ほっくんが違う人みたいだ」
新鮮！って笑う桜庭ちゃんにあ、でしゃばった私。ってさあって冷めた
「あ、…桜庭ちゃんの前では違うんだね！北斗って小中どんなかんじだったの？」
「えっとね、私が困ってたりするとなんにも言わないで助けてくれて。いつの間にか隣に座って話聞いてくれて…とにかくすごく優しいんだ」
ごめんね！話が全然まとまらない！って恥ずかしそうにする桜庭ちゃん。聞かなきゃ良かった、ばかなわたし。でもほらまた北斗が嬉しそうだ。…よかった
「…ほんと、仲良しだね。羨ましいな」
「だ、なー。幼馴染とか俺いないから羨ましい！」
焦ったみたいな慎太郎の声、「あ、めっちゃ混んで来てんじゃん！俺ら先でとく！今度ゆっくり飯いこーな！」って早口で伝えて3人で学食をでた。そんな焦るほど笑うの下手だったかな、わたし
「森本、声でか。うざ」
「ひっどーい！俺めちゃくちゃ気を…」
そこまで言ってやめた。きを、使わせてるんだ。本当に。謝りたいけど、みっちゃんにバレたらさらに気を使わせてしまう。
「……松村そんなにいい男？」
「…気づいてたの？」
友達なんだから当たり前でしょ、ってぎこちなく笑うみっちゃん。かなわない、な。
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らっとる - 初めてコメントします！まめこさんの作品が大好きでどれも何度も読み返しています♪中でも今回の無題とーーっても好きです！1日に何回も更新されてないかな?と覗きにきては読み返してます☺︎更新楽しみにしてます！応援してます♪ (2021年11月4日 18時) (
レス) id: cbd38ba105 (このIDを非表示/違反報告)
Sn(プロフ) - 初めてコメントします！凄く面白いです！ニヤニヤしてしまいましたー＾＾今後の展開が気になりすぎるっ！！！更新楽しみにしております！作者様のペースで頑張って下さい！応援しております (2021年10月1日 0時) (レス) @page15 id: 8a3780e77b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まめこ
| 作成日時：2021年8月22日 14時
