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少女漫画やドラマでよくある幼馴染の話。結局は小さい頃から一緒にいた女の子と幸せになる王道なおはなし。
2人に恋をしているのに最後は頑張れって応援するキャラクターがでてくるのが不思議だった。好きなのに何でって。
でも今はすごくわかる。叶わないって、吹っ切れたみたいに失恋した今なら。
「ごめん、やっぱり俺…」
「なんとなくわかってたから。」
私は上手く笑えてるかな。大好きな人の言葉を遮った。その言葉の先は聞きたくなかったから
「がんばってね」
思ってもない言葉、これが最後のやりとりだった。自分に全く望みの無い恋愛なんてすると、投げやりになるんだ。きっと
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初めて好きだと自覚したのは高校2年生の秋。
よく話す彼は、人見知りのくせに慣れると煩わしいくらいにかまってちゃんになった。話しかければ面倒くさそうにするくせに、話しかけなければわかりやすく拗ねるのだ
「………とまと」
「ん？おかしくなったの？北斗」
「と、だって。と。」
「……はいはい。床の間」
渋いねー、ところでさ。床の間の由来って知ってる？ってしりとりから雑学に変わるあたりが、彼らしい。
「あ、Aちゃん。森本くんがよんでるよー」
「え、なんだろ。…また教科書かな。ありがとー。桜庭ちゃん！」
席を立って廊下に向かおうとする、やけに気まずそうな2人に違和感を感じた。案の定「数学の教科書ー！」と一言で片付けられ、席に取りに戻る。
「………久しぶりだね。ほっくん」
「なにが？桜庭さん」
気まずげな2人、やけに刺々しい北斗。まだ何か言いたげにしてたのに、私が席に戻ったタイミングで桜庭ちゃんもいなくなってしまった
「北斗って、桜庭ちゃんと仲良かったんだ？」
「………ただの幼馴染。仲良くはない」
「ふーん。ほっくんって呼ばれてるくせにー」
うるせぇって一言呟いて前を向いてしまった。どうやらあまり触れてほしくない話題のようだ
「私もほっくんって呼ぼうかな」
「…だめ。」
その時の北斗はからかわれるのが嫌って言うより、他の子に呼ばれるのが嫌なんだな。って即座に感じ取った
それがすごく悲しくて、はっきりと線引きをされたような気持ちで。あぁ、私は北斗が好きなのかもって思うと同時に初めての失恋をした
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らっとる - 初めてコメントします！まめこさんの作品が大好きでどれも何度も読み返しています♪中でも今回の無題とーーっても好きです！1日に何回も更新されてないかな?と覗きにきては読み返してます☺︎更新楽しみにしてます！応援してます♪ (2021年11月4日 18時) (
レス) id: cbd38ba105 (このIDを非表示/違反報告)
Sn(プロフ) - 初めてコメントします！凄く面白いです！ニヤニヤしてしまいましたー＾＾今後の展開が気になりすぎるっ！！！更新楽しみにしております！作者様のペースで頑張って下さい！応援しております (2021年10月1日 0時) (レス) @page15 id: 8a3780e77b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まめこ
| 作成日時：2021年8月22日 14時
