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「わたし、勉強がんばるね」
「…お、どしたの？急に」
北斗くんに抱きしめられたまま、変わらず撫でられたまま、だったのに。唐突な発言がおかしかったのか、頭を撫でる手はピタリと止まった
「…また先輩ってよんで挨拶するの」
「えぇ…あんなに苦労して名前呼びにしたのに？」
なんでそんなリセットされんのよ、ばかなの？と言葉は辛辣なのに声が嬉しそう。きっとまた優しく笑ってる
そんな大好きなほくとくんの腕を引き剥がして、自分より大分上にある頬っぺたを触った。びくってした気がするけど、気にしない。
「だから、まっててね。ほくとくん」
「……うん。大好きだよ」
頭のいい北斗くんなのに、なんだその返答。まるで私みたいだ、むかしの。
「今の、アホの子みたいだったよ。北斗くん」
「…Aみたいってこと？」
揶揄うように笑われるけど、事実なのだから言い返せない。大好きなほくとくんに毎日だいすきです！って言ってたアホの子みたいな私。そんな私にアホの子みたいに大好きだよって言う北斗くん
「……愛されてるなぁ」
「今更気づいたの？…ばかだね、ほんとに」
さっきの北斗くんの真似をしてみる。周りの喧騒は変わらず。きっと近くには田中先輩とジェシーもいるはず、だってさっきからあの独特な笑い声がしているもん
この後うざいくらいに茶化される、北斗くんだってわかってるはずなのに。
「言ったじゃん。もう離してあげられないよって」
北斗くんは頬にある私の手に自分の手を重ねて、少し屈んだかと思えば。触れるだけのキスをした
どこかから「ヒュー！北斗先輩やるぅー！」って典型的な煽りも、田中先輩の笑い声も聞こえてる。それなのに照れることなく、また嬉しそうに笑うんだもん
離してあげられないのは私の方だよ、北斗くん。
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最後まで読んでいただき
ありがとうございました！
これにて完結になります。
評価、コメント等本当に嬉しかったです…！
新しい作品も更新しています
こちらもよければ…！
恋、だと思うよ
目黒くん、起きて
うるさい、ぶす
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終わり
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←せんぱいとさよならする話
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YUUKI(プロフ) - この小説をもう何回も読んでる者です！！本当に面白くて幸せな運命で、こちらまで嬉しくなります！最高の小説なのでこれからもたくさん読ませていただきます！！ (2023年3月27日 8時) (
レス) @page50 id: 856434f156 (このIDを非表示/違反報告)
ユウ(プロフ) - 続編みたいです！ (2021年12月13日 7時) (レス) @page50 id: d885f834a6 (このIDを非表示/違反報告)
pupi(プロフ) - 一気に読みました。久しぶりにぼろぼろ泣きました(；；)他作品も読ませていただきます！ (2021年8月6日 3時) (レス) id: 019254c1d1 (このIDを非表示/違反報告)
みう(プロフ) - うおおおお感情移入しちゃってlastらへんで泣いちゃいました………………………これからの更新も楽しみにしています……！！ (2021年7月25日 2時) (レス) id: 90ad8ea26a (このIDを非表示/違反報告)
紺(プロフ) - まめこさん» わ！！嬉しいです…！！ありがとうございます(*^^*)これからの作品も楽しみにしてます！！ (2021年7月23日 21時) (レス) id: 55c78b94af (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まめこ
| 作成日時：2021年7月4日 21時
