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1日目
「松村先輩、おはようございます!」
ビクッと肩が跳ね上がる先輩。かわいい!ちなみに無視された
2日目
「せーんぱい!おはようございます!今日も素敵ですね!」
「…うるさい。離れて」
声が聞けた!けど、離れてって言われたので3歩くらい下がってみた。
3日目
「松村先輩、おはようございます!雨だとフワフワがへたれちゃうんですか?でもかっこいいです!」
「……………」
ちょっと髪の毛のボリュームが落ち着いた先輩、今日も無視!
ここから1週間、ひたすら挨拶!…ほぼ無視されてメンタルはボコボコ!無視される度に後ろでジェシーが爆笑するし、最悪だ
「松村先輩!おは…」
「…うるさい。あと近いから。話しかける前に適切な距離があると思うんだけど」
「…す、すみません!どのくらい離れたらいいですか?」
松村先輩は、明らかに面倒くさそう。…うう。確かにうざかったかもしれない
「…そんなに挨拶したいなら毎日聞けば?俺、知らない人に近寄ってこられるの嫌だし」
「…すみませんでした」
先輩の言葉の後ろに「そんなことできないだろ?」
の装飾が見える。あ、先輩絶対本気で言ってない…。松村先輩はため息をついて歩いていってしまった
「うっわ…きついね、A大丈夫?」
私を心配してくれるジェシー。さすがまぶ…でもこれはチャンスなはず!!!
「明日からどのくらい近寄っていいか聞く!…それなら声かけていいってことだもんね!」
「…え?そういうことなの?」
「そういうこと!やった!公式化だよ、これ!」
「えええ…Aのポジティブさがやばい」
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「おはようございます!松村先輩!」
次の日の朝、松村先輩から離れた所から声をかけた。少し大きめの声にビクッとする先輩
「……………」
相変わらずの無視
「あの、今日は何mまで近寄っていいですか?」
「…………は?」
先輩、聞けって言ったじゃないですか!何mですか?とさらに声を張ると先輩は口元を手で抑えた。え?怒りMAX?こわいこわい
「ま、松村先輩…」「………5m」
ぼそり、と呟く松村先輩。やった!公式化だ!
「承知しました!松村先輩!」
「……………」
嬉しくて先輩に微笑めば、先輩はさらに眉間のシワを深くした
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YUUKI(プロフ) - この小説をもう何回も読んでる者です!!本当に面白くて幸せな運命で、こちらまで嬉しくなります!最高の小説なのでこれからもたくさん読ませていただきます!! (2023年3月27日 8時) (レス) @page50 id: 856434f156 (このIDを非表示/違反報告)
ユウ(プロフ) - 続編みたいです! (2021年12月13日 7時) (レス) @page50 id: d885f834a6 (このIDを非表示/違反報告)
pupi(プロフ) - 一気に読みました。久しぶりにぼろぼろ泣きました(;;)他作品も読ませていただきます! (2021年8月6日 3時) (レス) id: 019254c1d1 (このIDを非表示/違反報告)
みう(プロフ) - うおおおお感情移入しちゃってlastらへんで泣いちゃいました………………………これからの更新も楽しみにしています……!! (2021年7月25日 2時) (レス) id: 90ad8ea26a (このIDを非表示/違反報告)
紺(プロフ) - まめこさん» わ!!嬉しいです…!!ありがとうございます(*^^*)これからの作品も楽しみにしてます!! (2021年7月23日 21時) (レス) id: 55c78b94af (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まめこ | 作成日時:2021年7月4日 21時