33m ページ33
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いつもと同じ学校への道だけど、なんだかいつもより緊張してしまう。いつも通り、北斗先輩に挨拶をするだけなのに
「北斗先輩…がいなーい！」
「えー、また田中先輩と一緒かな？連絡しよっか」
ジェシーが田中先輩とも来てないって！と教えてくれる。え？いつも同じ時間に登校する先輩が？田中先輩じゃなかったらなんだろう…
「…昼には会えるかなあ？」
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「北斗先輩って忍者なの…？」
「…普通に避けられてるんじゃない？」
昼休みになり、2年の教室にも図書室にも、中庭にも先輩はいなかった。ぐさり、とジェシーの言葉が突き刺さる。え？避けられてるってなんで…？私なんかした？
「北斗先輩と会えない学校ってなに…？無じゃん」
「いやいやいや！俺がいるじゃん？」
ジェシーをフルシカトして頭を悩ませる。え？昨日の告白？桜庭先輩と付き合った？頭がパニック。
「田中先輩に連絡してみよーっと」
「…頼れるジェシー！」
「通話通話！もしもーし田中先輩？暇ならきてくださーい」
電話口ではぁ？っていう田中先輩の声が聞こえたが、どうやら来てくれるらしい。中庭でジュースを飲んで待っていると田中先輩がやってきた
「先輩呼び出すなんて告白以外許されないよ、Aちゃん♡」
「…すみません！北斗先輩ってきてますよね？」
告白云々はスルーだ。本題にすぐにはいる！
「あー…昨日Aちゃん、北斗の告白シーンに遭遇した？」
「ちょろっと…ってそれが原因ですか？」
「いや…んー…北斗の問題ではあると思うんだけど」
歯切れの悪い先輩に私の頭ははてなマークだ。どういうこと？ん？
ジーッと田中先輩をみつめると、仕方ないなぁ、と溜息をつきながら話し始めた
「北斗ってさ、めちゃくちゃ優しいの。なんでも自分のせいって考えちゃうとこあるのね」
「…はい」
「中学のとき、北斗と仲良かった子がAちゃんみたいに無邪気な子だったのよ。たぶん、その子のこと好きだったんだと思う。北斗」
北斗先輩の初恋の話、はそこから少し重たくて。告白を断ったときに好きな子がいる、と正直に断ったことでその子は嫌がらせをされるようになったらしい
「…北斗さ、その子に言われたんだよね。『北斗くんと仲良くしなきゃ良かった』ってさ。」
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YUUKI(プロフ) - この小説をもう何回も読んでる者です！！本当に面白くて幸せな運命で、こちらまで嬉しくなります！最高の小説なのでこれからもたくさん読ませていただきます！！ (2023年3月27日 8時) (
レス) @page50 id: 856434f156 (このIDを非表示/違反報告)
ユウ(プロフ) - 続編みたいです！ (2021年12月13日 7時) (レス) @page50 id: d885f834a6 (このIDを非表示/違反報告)
pupi(プロフ) - 一気に読みました。久しぶりにぼろぼろ泣きました(；；)他作品も読ませていただきます！ (2021年8月6日 3時) (レス) id: 019254c1d1 (このIDを非表示/違反報告)
みう(プロフ) - うおおおお感情移入しちゃってlastらへんで泣いちゃいました………………………これからの更新も楽しみにしています……！！ (2021年7月25日 2時) (レス) id: 90ad8ea26a (このIDを非表示/違反報告)
紺(プロフ) - まめこさん» わ！！嬉しいです…！！ありがとうございます(*^^*)これからの作品も楽しみにしてます！！ (2021年7月23日 21時) (レス) id: 55c78b94af (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まめこ
| 作成日時：2021年7月4日 21時
