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「で?Aは北斗のどこが好きなの?」
「そんなの北斗先輩の前で言えないです!うざいです!京本先輩!」
「あ、生意気だ。先輩に対して」
こら、と優しく頭を叩かれる。なんなの。この人。本当に先輩という言葉に浮かれてる!むかつく!
「ほらー。きょも、Aちゃんいじめないであげてよ」
「可愛がってるんだよ。ほらA、先輩に教えて?」
可愛く教えて?なんて言ってくるけど全然可愛くない!やだ!
「ジェシー…場所かわろう。京本先輩、田中先輩よりうざいもん…」
「うざいってなに。そんな悪い口いらないよね?」
「AHAHAHA!Aぶっさいく!タコみたい!」
頬っぺをぎゅーっと寄せられ、ジェシーに爆笑される。もうやめて…北斗先輩の前でこんな顔…
「もー!ほんとに嫌です!北斗先輩、助けてください」
思わずさっと北斗先輩の背中に隠れてしまう。あっ…背中触っちゃった!す、すみません!と慌てて離れようとした
「…いいよ。そこにいて」
「ほ、北斗先輩?でもあの」「京本、俺の近くにいたら来ないし」
京本先輩避けになるらしい、北斗先輩。どうやら効果は絶大のようで恨めしそうに京本先輩は近寄ってこない
「北斗先輩すごい…やーい。」
「…調子にのらないでよね。次会った時覚えてろよ」
京本先輩はギロリ、とこちらの睨んだ。ひえ!顔怖!美形の睨みはめちゃくちゃ怖い!
「また逆も然りなのよね。」
「どういうことですか?」
「…京本の傍にいたら俺は近寄っていけないし」
苦笑い、みたいに冗談?をいう北斗先輩。んー…2人は微妙な空気感なのかな
「なら断固として京本先輩のそばには行かないです!だって、私が近くに行きたいのは北斗先輩だけですもん」
「…………」
「ほ、ほくと先輩?!」
無言で私の頭を撫でる先輩。ど、どうしたんですか!なんかついてますか?!とパニくるが先輩はやっぱり無言
「北斗先輩?」
「…忠犬みたい」
ふはって吹き出した北斗先輩。初めて見るタイプの笑顔、だ。嬉しくて嬉しくて
「ほんっとにだいすきです…!」
「…はいはい」
ほら、京本がくるからいくよ。と背中を押されて歩き出す。あ、また自然に北斗先輩に触れちゃった
北斗先輩との距離
シャツの裾を掴む
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YUUKI(プロフ) - この小説をもう何回も読んでる者です!!本当に面白くて幸せな運命で、こちらまで嬉しくなります!最高の小説なのでこれからもたくさん読ませていただきます!! (2023年3月27日 8時) (レス) @page50 id: 856434f156 (このIDを非表示/違反報告)
ユウ(プロフ) - 続編みたいです! (2021年12月13日 7時) (レス) @page50 id: d885f834a6 (このIDを非表示/違反報告)
pupi(プロフ) - 一気に読みました。久しぶりにぼろぼろ泣きました(;;)他作品も読ませていただきます! (2021年8月6日 3時) (レス) id: 019254c1d1 (このIDを非表示/違反報告)
みう(プロフ) - うおおおお感情移入しちゃってlastらへんで泣いちゃいました………………………これからの更新も楽しみにしています……!! (2021年7月25日 2時) (レス) id: 90ad8ea26a (このIDを非表示/違反報告)
紺(プロフ) - まめこさん» わ!!嬉しいです…!!ありがとうございます(*^^*)これからの作品も楽しみにしてます!! (2021年7月23日 21時) (レス) id: 55c78b94af (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まめこ | 作成日時:2021年7月4日 21時