今日は何ｍまで可ですか！

23m ページ23

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「暫く冷やしてた方がいいね。はい、これ持ってて」





「はい。ありがとうございますー」







手渡されたアイスノンを鼻に押し付ける。ひゃー。つめたい！授業もあとちょっとで終わるし、保健室は涼しいし最高だ！








「先生、ありがとうございました！教室戻ります」





「はーい。赤み、まだちょっと残ってるけどすぐひくから大丈夫よー」







保健室を出たと同時に目の前に誰かの制服。ぎゃ、鉢合わせだ





「す、すみません！お先にどうぞ！」





「…どうも。って。俺の用終わった」







見上げれば会いたかった北斗先輩！2日ぶりだ！先輩だ！かっこいい！






「ほ、北斗先輩？どこか痛いです？大丈夫ですか？！」






「だから俺の要件終わったって。君こそ大丈夫？」






「…鼻の頭が痛いくらいです！」






保健室にいてよかった！先輩に心配してもらえるなんて…！









「あ、先輩！教室の席って窓際ですかっ？」







「…そうだけど」






「やっぱり！グラウンドでサッカーしてたらフワフワの髪の毛みえて！私の先輩センサー大正解でした！」





ふふふーっとドヤ顔。私の愛すごい！







「…だからぶつかったんだ」






「なにがですか？」






「鼻の頭。赤いよ」






「…！！！見ないでください！先輩！」






北斗先輩はいつかみた意地悪な顔でニヤニヤ鼻の頭を指さした。こんな顔見られたくないです…






「…遠くでみてるくらいならさ、うるさくてもいいから近くに来なよ。」






「ほくと先輩…私の愛が伝わったんですか？！」






「…知らない間に見られてるの怖いし。」





「で、ですよね…すみません。」






ストーカー宣言した先程の自分が憎い！見つめてた、なんて気持ち悪いですよね…へこむ！これはへこむ！









「あー…ごめん。言い方間違えた」




「俺のせいで怪我したみたいで嫌なのよ一応君は女性だし、さ」







バツの悪そうな顔で先輩は呟いた。わ、私の顔の心配してくれてるんですか！先輩…！！！！






「北斗先輩！だいすきです！優しいです！もう…一生ついていきます！」





「…はいはい。元気そうだね。教室もどりな？」




「…北斗先輩？あ、明日は挨拶いってもいいですか？」




「…………べつにダメなんて言ったことないけど」






それは肯定ですね！先輩！私の自粛は2日で終わるらしい





北斗先輩との距離
毎日挨拶できる距離感







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