38 ページ39
･
本人の同意のうえでの行為です！これは！！！！
「し、しつれいします…」
覚悟を決めて腕に飛び込む。…一生の思い出にしようと思ってたのに。
「…はい。だめー」
誰かの腕に引き止められた。松村北斗！！！頼むから空気をよんでくれ…
「ほ、ほくと…？一生に一度のチャンスだよ？これ… 」
「恋人同士ならまだしも。だめでしょ…」
「ほくとー…！！！！」
ひどくイライラしている北斗。こっちがイライラだよ！そのまま腕を引かれ隣に座らせられる。なんだこいつ…
「…だめでーす。はい、ここ座る」
「さりげなく水よこすとかさ！モテ男みたいでむかつく！」
「はいはい。しばらくここで酔い覚ましね。」
ぽんぽん、と頭を叩かれる。え？コイツ酔ってんの？だれ？
「北斗なんか変なものたべた？不気味に優しいね…」
「不気味ってすげー失礼。…Aが酔ってるから心配だっただけだよ」
「よ、酔ってるからあんな大胆な行動ができたのか！」
納得、といえば呆れたように笑われる。いや、でもあれはいくべきとこだったよ…抱きつけるなんてさ…
「ほくといっつも邪魔ばっかりするね…なぜ…」
「…ほんっとにわからない？」
「いや知らんよ。樹くんすきだから？ライバル？」
「…そっちじゃなくてさ」
言葉の続きを待つがなんにも言わない北斗。え？ねた？北斗の方に目を向けると真顔！ねえ、大丈夫？急に吐いたりしないよね…？
「ほ、ほくと大丈夫？吐かない？」
「いやばかなの？おまえ…」
「水いる？1口しか飲んでないし！飲みな！」
じーっと、今度はグラスをみつめはじめた。いや。くそ酔ってるじゃん。こいつ…
「…いる。」
「ほれ…って私の手は離してよー。酔っ払いじゃんか！」
グラスを掴む私の手を握ったまま水を飲む北斗。絶対飲みづらいじゃん、と離そうとするが北斗はなかなか手を離さない。
「…樹のことはめちゃくちゃ意識してるのにさ」
小声でなにか呟いているが、全く聞こえない。こえちっさ…
「ん？ボソボソなにいってるのー。ほくと？」
「だーかーら！樹のことは意識してんのに俺との間接キスは気にならないわけ？」
今度は声でっかい！耳まで真っ赤にして中学生みたいなこと言ってる松村北斗。え、かわいいな…こいつ…
･
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 4767人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SnowMan」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
まめこ(プロフ) - ゆーしいさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます！更新停滞しないように頑張ります！ (2021年7月11日 14時) (
レス) id: 08ec96d6c5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーしい(プロフ) - ドキドキやばいです、、！にやにやしながら最新話よみました、、！更新たのしみのまってます！ (2021年7月6日 0時) (レス) id: 3150e2c301 (このIDを非表示/違反報告)
まめこ(プロフ) - 真田丸さん» 嬉しいお言葉ありがとうございます…。恐れ多いです…！こまめに更新できるようにがんばります！ (2021年5月30日 14時) (レス) id: 08ec96d6c5 (このIDを非表示/違反報告)
まめこ(プロフ) - なっちゃんさん» コメントありがとうございます！こまめに更新できるようにがんばります！ (2021年5月30日 14時) (レス) id: 08ec96d6c5 (このIDを非表示/違反報告)
真田丸 - 今まで読んだ占いツクールの小説の中で一番好きです！最高です！なんでこんなに面白いお話を書けるんですか…？ (2021年5月30日 1時) (レス) id: 36025043ad (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：まめこ
| 作成日時：2021年5月16日 15時
