4 ページ4
・
「でも煙草も吸わないし女遊びもしてないしさ、じゅったん素敵ー!抱いてー」
ケラケラと田中くんをからかう翔太、だいぶ酔っているみたいだ。
「しょっぴーは無理ー。きょもならギリ…」
「ガチで答えるなよ!」
2人で笑いあっていると翔太が悪い顔をして私を見る。やなよかんがする
「きょもでギリならAは無理だなー!」
え、京本に負けた。一応女なのに!むかつく!
「京本かわいいもんね、それは仕方ない…」
いつもの私ならもう少し翔太に言い返したかもしれないが、なんせ大好きな田中くんの前だ。頭を叩くなんて絶対できない
「え?Aちゃんはギリじゃないでしょ」
「…えっ!!!!」
「むしろ、その逆。ってAちゃんに失礼だわ!」
平然としている田中くんも酔っていたらしい。つまり酔っぱらいの戯言だ。
「翔太、田中くん酔ってんの?」
「顔に出ないタイプだからな…Aがありなんて、泥酔してんだろ…」
この発言はいただけない。背中をバシンと叩くと咳き込む翔太。田中くんにはみられてないはず!ざまあみろ!
「ゴホッゴホッ…いってえ…」
「しょっぴー煙草でむせてんの?ガキみてえ!」
「いや、野生のゴリラが…」「田中くん結構酔ってる?お水とかいる?」
叩かれてなお無駄口を叩く翔太を遮り、気の利く女アピールをしてみる。
「いや!俺今日飲んでないのよー。バイク置いてけないからさ!」
「そ、そーなんだねー!」
「シラフでのあり宣言は目がいってんな…」
ボソリと呟く翔太、それには私も同意だ。
「そろそろ中入るわ!翔太もAちゃんも早く戻ってきてねー」
軽い足取りで店の中に入っていく田中くん。背中までカッコいいのはすごい。すてき…
「A…」
「なに、余計なこといわないでよ!しょーた!」
「お前ありだってさ。抱いてもらってこい」
「いや、ナシな女にもアリっていう優しさを持つ男だよ…田中くんは…」
「それもそーだな…」
そこは否定してよ…嘘でもそんなことないよって言ってよといったら「ソンナコトナイヨ」と棒読みする翔太。まじでむかつく
・
4770人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「SnowMan」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
まめこ(プロフ) - ゆーしいさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます!更新停滞しないように頑張ります! (2021年7月11日 14時) (レス) id: 08ec96d6c5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーしい(プロフ) - ドキドキやばいです、、!にやにやしながら最新話よみました、、!更新たのしみのまってます! (2021年7月6日 0時) (レス) id: 3150e2c301 (このIDを非表示/違反報告)
まめこ(プロフ) - 真田丸さん» 嬉しいお言葉ありがとうございます…。恐れ多いです…!こまめに更新できるようにがんばります! (2021年5月30日 14時) (レス) id: 08ec96d6c5 (このIDを非表示/違反報告)
まめこ(プロフ) - なっちゃんさん» コメントありがとうございます!こまめに更新できるようにがんばります! (2021年5月30日 14時) (レス) id: 08ec96d6c5 (このIDを非表示/違反報告)
真田丸 - 今まで読んだ占いツクールの小説の中で一番好きです!最高です!なんでこんなに面白いお話を書けるんですか…? (2021年5月30日 1時) (レス) id: 36025043ad (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:まめこ | 作成日時:2021年5月16日 15時