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そこで気づいた。なんでこんなに自然に話してるの。ケーキの話題につられてつい、…前を歩く森本の肩が震えてる。かと思えば笑いだした。
「お前まじで小さい時と変わんねーの！いいなぁって口癖だったよな」
「………うるさい。」
馬鹿にしたように小さい頃の話を出されてお決まりの「うるさい」って言葉。それからはマンションにつくまで無言だった。……当たり前みたいに私の階のボタンを押して、開くのボタンを押して待ってるんだから乗らない、なんて変な意地をはるわけにはいかない。
「………あのさ」
「なに」
視線も合わさず、問いかけに応えると隣から盛れるため息。…私のこと嫌いなら話しかけなきゃいいのに
「………誰かいねーの？」
「は？」
「普通に危ないだろ。…送ってくれるやつ、いねーの？」
「いなくて悪かったね。余計なお世話」
悪態をついて開いたエレベーターのドアに向かおうとしたら引き止めるように腕を掴まれる。
「俺でもいいから、よんで」
久しぶりに合った視線。睨む、なんて言いつつ目が合ったのは本当に久しぶりだった。力強く私の手を掴んでるくせに、なんでそんな不安そうに私をみるんだろ。
「………あんたの連絡先なんて知らないし、いらない」
なんとか振り絞って出した声、腕を振り払った。あいつがどんな顔をしてたかはわかんないし、別に知りたくもない。けど、今のはなんか私が悪かったような気がする。だって多分心配？してくれたんだよね。
点灯するエレベーターの数字を見て少しだけ後悔をした。
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たろたろ - もう殿堂入りのお話です！大好きすぎる、、 (2023年3月11日 9時) (
レス) @page24 id: 2b642d3f07 (このIDを非表示/違反報告)
まめこ(プロフ) - KaNaaaaさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます！きゅんが提供できたなら私もうれしいです…( ¨̮ )♡ (2022年3月11日 19時) (レス) id: d8cb6056f0 (このIDを非表示/違反報告)
KaNaaaa(プロフ) - 何回読んでも毎回キュンキュンします！ (2022年3月8日 0時) (レス) @page24 id: 0ab49d4c18 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まめこ
| 作成日時：2022年1月30日 11時
