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「私やっぱ球技大会やすむ…こーちくん、あとは頼んだよ」
「ごめんって(笑)ほら、もう1回やろ？」
「いや、飲み物買ってくるよ。ふたりの分も、なにがいい？」
休憩！ってラケットを置いて自販機に向かった。いやもう卓球ってなに？あんな小さいラケットに小さい球あてて何が楽しいの？…私の場合はあたってないけど
友達が紅茶で�眞呂�んが炭酸だった。私は何にしよ、って悩んでたら後ろから伸びた手が勝手にボタンを押す。いや、頭おかしい、って振り返ったら森本。最近本当によく会う。
「なにすんの、私のジュース！」
「へたくそ」
そう一言。……みてたのか。確かに今日は雨がふっていて、ホールで何人かご飯食べてた。あんな無様な姿を見られてたの…最悪だ。
「………うるさい。球技大会休むし、」
どーせ迷惑かけるから、って。こいつに言ったって仕方ないのに。でてきた飲み物を三本両手に抱えて、なんにも言わない森本の横を通り抜ける。運動神経のいいこいつに私の気持ちなんてわかんないし。
「……俺も付き合う、練習」
「は？やだ。」
即答。確かこいつはバスケに出るって友達が言ってた気がする。嘲笑うためにそこまでするのか、こいつ。性格悪。
「………高地に迷惑かけんなよ」
「こーちくんはあんたと違って優しいし、大丈夫だよって言ってくれてんの！…嫌いなら話しかけんな」
「は？」
なんで怒ってんのかわかんないけど、「まてって」って肩を掴む。びっくりしてジュースは落ちるし、振り返ったらまた怖い顔してるし。…なにがしたいんだろう、
「……こーちくんの炭酸が森本のせいで死んだよ」
「は？Aが落としたからだろ」
「肩、掴むからでしょ。……なに」
引き止めたくせに、なんなの。って意味を込めたのに。無言なのもむかつく。炭酸と紅茶、それから森本も足元のいちごミルクを拾った。偶然だろうけど良かった。勝手に押されたボタンは私の好きないちごミルクだったんだ。
「……嫌いじゃないんだけど」
「………なにが？」
「だから、…Aのこと嫌いなんて俺言ったことねーんだけど。」
………そんなの言うために人の肩掴んだのか。なんて答えようもなくて「うそつき」って呟いて今度はダッシュした。高地くんの炭酸はもう終わってる
「おかえり、Aー…なんで走ってんの？自主トレ？」
「んーん。高地くんの炭酸を終わらせるために…」
「え、おい。ペットボトルぱんぱんじゃんか。」
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たろたろ - もう殿堂入りのお話です！大好きすぎる、、 (2023年3月11日 9時) (
レス) @page24 id: 2b642d3f07 (このIDを非表示/違反報告)
まめこ(プロフ) - KaNaaaaさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます！きゅんが提供できたなら私もうれしいです…( ¨̮ )♡ (2022年3月11日 19時) (レス) id: d8cb6056f0 (このIDを非表示/違反報告)
KaNaaaa(プロフ) - 何回読んでも毎回キュンキュンします！ (2022年3月8日 0時) (レス) @page24 id: 0ab49d4c18 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まめこ
| 作成日時：2022年1月30日 11時
