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おまけ ページ6

やま視点

「ほんとあっついわー」
「寒いけどね、あれはあついよ」

気付いてないとでも思ってるのか。

おれと知念と圭人で撮影してたんだけど…。

雄也と大ちゃんが歩いてる姿を見かけて、声かけようかと思ったらなんだかいちゃついてるし…。

ばれてないと思ってるんだろうけど、あのふたりの関係なんてみんな知ってる。
なんなら雄也は知ってることを知っててやってるし…。

わかってないのは大ちゃんだけ。

「ふたりとも幸せそうだね」

圭人が微笑ましくふたりを見つめて呟く。
まぁ確かに、ふたりとも笑顔で幸せそうだったんだけど…。

こんなとこでってやんなよって少し思う。

「大貴めずらしいね、こんなとこでああいうことするの」
「あ〜確かに、外じゃあんま見ないよね」
「めずらしいよね、大ちゃんが許すの」

隠してるからってのもあるけど楽屋でも普通に接してる。

まぁたまに雄也がわざとかどうかわかんないけど、大ちゃんを構ってたりする。

満更でもなさそうな大ちゃんをみて幸せなんだなって思ってたからなにも言わなかった。

だって少しだけ違うから、おれらといるときと。

「もう言っちゃえばいいのにね」

みんな知ってるんだからって知念がふたりを見てため息をつく。

「ふたりがいいたくなったらでいいんじゃないかな？」

ふたりの口から俺は聞きたいなぁって圭人はにこにこと笑う。

…おれもそう思う。

同じメンバーだし、ましてやおれと大ちゃんは大親友なんだから。
いってくれたなら、おれだって、みんな祝福するんだから。

とりあえず今は邪魔にならないように…。
撮影スタッフの声が聞こえ、撮影を始めた。

おまけ、fin

緊張するに決まってんじゃん…1《ymar》→←3

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