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プレゼントはね…1《cnar》 ページ13

ちねあり

打ち合わせが終わって楽屋に戻る。

楽屋を見るとメンバーが数人いたけどまっすぐ歩いていってぽすっとソファに座る。
先に座っていた大貴がびくっと体を震わせた。

大貴を見るとじーっと携帯を見つめてて、はじめはゲームでもしてるのかなって思ったんだけど多分なにもしてない。

話しかけないでほしいってオーラが伝わってくる。

なんで話しかけて欲しくないかはわかってるんだけどね。

「ねぇ大貴」
「あー!おれ山田に用事があったんだ!」

白々しく声をあげ、立ち上がってその場を去ろうとするから腕を引いてまた座らせる。

「わっ…!なにすんの!や、やまだに…」
「涼介だしあとでいいよ、なに隠してるの?」
「うっ……なんのこと?」
「なに、隠してるの?」

ビクビクと泣きそうになりながら僕を見て、なにもないって言い切って目を閉じた。

わかってるの、僕の誕生日だからみんなが色々考えてくれててサプライズしてくれるって。

毎年のことだもん。
隠してはくれてるけど、雰囲気は隠しきれてない。

わかってることもメンバーはわかってるから僕が聞かなきゃいい話なんだけど…。

「だ、い、き〜?」
「…ぐーぐー……」

寝たフリへたくそすぎるでしょ。

聞かなきゃいいんだけど、大貴が必死に隠してるからついいじめたくなる。

大貴って人にしゃべるのすきだからしゃべりたくなっちゃうんだよ。

隠し事とか苦手だし、すぐ顔に出るからわかりやすい。

別に本気で聞くつもりもない。
ただ大貴で遊んでるだけ。

「寝てるんだ、ふーん」
「…ぐ……」

僕が拗ねたような口調になると眉間にシワを寄せる大貴…。

これで起きてないってのがおかしいと思うんだけど。
もう一押しってさらに畳み掛ける。

「そっか…さみしいなぁ…いのちゃんのとこでもいこうかなぁ〜」
「………ちねん…」

目を開けて僕を見て困った顔。
ただ言っただけでいくつもりは全然なかったけど、大貴には効いたみたい。

「…いのちゃんのとこいくの?」
「ううん、いかない」
「そっか」

複雑だけど、でも嬉しいって顔でふわりと微笑まれる。
狙ってもない、こう、自然な笑顔に胸がときめいた。

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K(・Д・)けー(プロフ) - ぱれさん» コメントありがとうございます!たかありが好きすぎて長くなってしまいました><読んでくださりありがとうございます!あと1話だけお付き合いいただければと思います(^^)がんばります〜! (2017年1月4日 0時) (レス) id: 137169a6f7 (このIDを非表示/違反報告)
ぱれ(プロフ) - ぎゃーー!!たかありすごくきゅんきゅんします有岡くん可愛すぎです(;_;)やばい!更新頑張ってください!応援してますヽ(;▽;)ノ (2017年1月3日 11時) (レス) id: fc214221f6 (このIDを非表示/違反報告)
K(・Д・)けー(プロフ) - 杏里沙さん» こんばんは、コメントありがとうございます。ご指摘ありがとうございます、即座に対応させていただきました。無知で大変失礼いたしました。更新頑張っていきたいと思います! (2016年11月15日 1時) (レス) id: 137169a6f7 (このIDを非表示/違反報告)
杏里沙(プロフ) - こちらの作品は、Hey!Say!JUMPという、実在する方々が登場していらっしゃるので、オリフラを外していただけると幸いです! 作品自体はとても面白いと思うので、更新頑張ってください! (2016年11月14日 21時) (レス) id: 5e107cb518 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ssskkk67 | 作成日時:2016年11月8日 1時

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