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ログ20 ページ21

さとみside




な「あれ、るぅとくんじゃね?」

さ「あ、ほんとだ」



生徒会の用事で帰りが遅くなり、
2人仲良く帰っていると。


少し先の公園で、るぅとらしきやつと金髪のお姉さんが立っていた。


チェックのセーラー服だから、多分隣の女子校。




な「るぅとくんちゃっかりしてるね〜!!笑」




なーくんと一緒に近づいてみると、そこには今日知り合った藤宮さんがるぅとのことを、目を見開いてガン見していた。


いや、普通にどうした?







『あ、……。』




藤宮さんと目が合い、俺はその場で会釈をする。





るぅとも気づいたみたいで、気まずそうな顔をしながら困った顔で笑っている。うわあ。なんか悪いことした気分だわ。




2人がこっちに移動してくるので、久々に俺らも公園に入る。すげぇ 懐かしいな。






『今帰りですか?』


髪の毛をはらいながらそう言った藤宮さんは、俺よりも全然大人びている態度で微笑んだ。


声に、仕草に、圧倒される。



どことなく花鈴の姉を連想させた。




さ「あぁ、まぁ。」



微妙な反応をしたせいか、沈黙が流れる。





それを破ったのはなーくんの一言。




な「……2人はどういう関係で?」







誰しもが思った。


((言うんかい……!!))






『いや、関係っていうか、花鈴繋がり?』

る「友達です!」


言ってることがバラバラだが、るぅとが言うには友達らしい。しかも花鈴繋がりの。




な「へぇ〜」



なーくんは自分から聞いといて興味なさそう。

なんなのこの人。笑





る「じゃ、帰りますか」

『だね。』



2人が歩きだし俺らも後ろからついていく。




しっかし藤宮さん綺麗だな。 日本人でここまで金髪似合う人ってそうそういないと思う。



さすが女子校。レベル高ぇ。




ひたすら無言で歩き続けているが、
俺はある疑問に陥った。




さ「藤宮さんの家ってここら辺なの?」






花鈴の家の前で止まり 藤宮さんに声をかける。


いつまで着いてくるんだろうって思ってたけど
まさか花鈴家に行くつもり?






『いや、ここ私の家だけど。』




インターフォンも鳴らさないで門を開け スタスタと中に入っていった。



「あ、お姉ちゃんおかえり!」

「「え?」」


花鈴の声になーくんと俺の声がハモる。



すると藤宮さんはくるりと後ろを振り返り、
こっちをみた。



『ここ、私の家。』






これは参った。

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yuzuha☆(プロフ) - コーヒーの中に生卵はヤバイwww (2021年12月14日 8時) (レス) @page44 id: 6ccd0f4472 (このIDを非表示/違反報告)
白犬 - ≪コーヒーの中に生卵≫wwww (2021年3月13日 16時) (レス) id: afebd09899 (このIDを非表示/違反報告)
カフェオレ - LOVE (2019年9月15日 10時) (レス) id: eb027a0605 (このIDを非表示/違反報告)
カフェオレ - 作者のことが大好きでちゅー I    ーー \ /ーーーー I   / \ \ / I I \ / \ / Iーーー ーーー ーー \/ L___ (2019年9月15日 10時) (レス) id: eb027a0605 (このIDを非表示/違反報告)
少年B - 続編楽しみです!応援してます\(^o^)/頑張ってください!! (2019年8月1日 12時) (レス) id: 68583e0695 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:りんね | 作成日時:2019年3月16日 23時

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