女子校通いのお姉様。【すとぷり】

ログ１５ ページ16

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他の生徒会役員たちが盛り上がってる中、



さ「改めまして、議長のさとみです。」


『同じく議長の、藤宮 Aです。』




お互い無言をつらぬく。





シンプルにきつい。

なんで花鈴の男と二人きりで話すのよ。






役職どうしで動くことが多いからってことで議長どうしで挨拶したんだけど、この人なんでなんも話さないわけ？



昨日あんなに藤原竜也やってたじゃん。笑




『人見知りなんですか？』


さ「あっ、いえ。特に……」





じゃあなんなんだよ。


この人も結局私が花鈴の姉って気づいてないよね。







『体育祭何の色なんですか？ 』



さ「俺は桃組(ももぐみ)。えっとー、藤宮さんはなに？」



『私は黄軍。黄色です。』



さ「えっ、めっちゃかっこいい！」






桃組……。この学校軍じゃなくて組団なんだ。



私の学校は軍だからなんか組団って新鮮。







去年私は黄軍で優勝して王軍の称号をもらった。




なんとなく会話してると さとみさんがオズオズとこっちを見てくる。




さ「あの……」


『ん？』


さ「……どこかで会ったことある？」





会ったどころか昨日うちに泊まっただろ君は。




『えぇ、どうでしょう？』


さ「あった気するんだよね。まぁ、よろしく！」




凄いまじまじと顔を凝視されるが、それをスルーしてふふふと愛想笑いをした。





よろしくなんてとんでもない。



よろしくする気なんかありません。





男の人なんて、浅く関わればそれで十分。

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