SJSS (ページ16)

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類友×禁断症状 sideC-fromE ページ16

「え、ちょっ、Aさん！」

ウリギャラクシーヒョンの叫ぶ声

振り向けば今の今まで一緒にステージに上がっていた先輩グループのヘアメイクさんがヒョンの頭を鷲掴みにしていた

背が高くて容姿申し分ないヒョンの耳の後ろを手のひらで覆うようにしている彼女

ヒョンに抗議さないどころか、頭を引き寄せてヒョンを前のめりにさせている

「好き」

そして意味不明な場を弁えない告白

ヒョンは顔を紅くして彼女を見たり僕たちを見たり、困り果てて挙動不審

「ヌナ、他所んちの子にちょっかいかけちゃダメだよ、ほら、あっちにミニヒョンいるから、ね？あっち行こうね」

助け船を出してくれたのはリョウギヒョン

彼女の服の襟をひっ捕まえて、彼と引き離すと彼女は

「ぁ、ジョリジョリ...」

悲しそうに小さく呟いた

後ろからやってきたヒチョリヒョンはあの奇行に臆せず「仕事しろバカタレ」と頭を叩くとヌナは事もあろうかヒョンにメンチ切った！

「煩いロン毛！ハゲちまえ！」

「ぁんだと？！このブス！！」

睨み返したヒチョリヒョンと一触即発

「入隊さながら三分刈りにしてやる！！誰かバリカン持ってきて！！」

「ハッ！返り討ちにしてやりゃよっ！！」

いや、爆発してる

取っ組み合いと言うか、ヒチョリヒョンのあのデカイ手で顔面掴まれてるのに対して、Aさんがその腕を力一杯握っている

え？これ放ってていいの？ここエンディング済んだとはいえ、ステージ袖だよ？

「いいのいいの、ヌナ欲求不満なだけだから」

のほほんとステージスイッチの切れたドンへヒョンが現れ爆弾投下

「え、よっきゅう、え？」

戸惑う僕たちにウニョギヒョンが訂正に入ってくれた

「シウォニの刈り上げた頭を撫でるのが彼女の趣味なんだよ、でもアイツ忙しいから。代役何度やらされたか」

トップの髪の毛の下から覗く短いヒョンの髪の毛

ヘアメイク担当特権で刈られたらしい

「次はヒチョリヒョンの番なんだ」-끝-