指摘、不穏 ページ19
＝海道財閥：最上階フロア＝
「…くっ、―――」
ジンはバンに連絡し終え、ＣＣＭを床に投げつけんばかりのスピードで振り下ろした。
「何が一体どうなって居るんだ…僕たちの知らないところで何か炎崎姉弟や
ミゼル、…何かが起こっている」
「…」
ユウヤに至っては黙ったまま何も言わなかった。
二人の間に悔しさと無力感が流れた。
「…ミゼルとリュウンちゃんの関係が気になるところだね―――」
不意にユウヤが口を開いて言った。
ジンは気怠そうに、それでも顔を上げてユウヤに続きを促した。
「こんな言い方してジン君は怒るかも知れないけど、…リュウンちゃんは、
―――そりゃ信じられないけど―――“一回死んだ”とするよ」
「…、…すると、？」
ジンが珍しくあからさまに怒気を顔に出して聞き返した。
それにユウヤは怯むこともなく続ける。
「一つ、リュウンちゃんが望んでミゼルについていった。
二つ、ミゼルがリュウンちゃんを連れ去った」
どっちかだよね、とユウヤが言う前にジンが口を開く。
「ならば二だ」
ジンは宇宙管理センターの一室でのことを思い出す。
…無惨に割られたガラスの実験器具が、連れ去りの事実を象徴していた。
「ユウヤはあの時見ていないだろうが…宇宙管理センターの有様は、
間違いなくリュウンの手によるものじゃない」
「そうなんだ…、じゃあ、リュウンちゃんは本来の目に戻ったんだよね。
リュウンちゃん？、の話によれば、本来の方の左眼は、切り捨てられた事実を
恨んでいるみたいだけど。…じゃあ、なんで、そこでわざわざミゼル、
…そして、よりにもよって“エクリプス”が出て来るの？」
ジンは鋭いユウヤの指摘に表情を消した。
「…分からない」
「大体、全体的におかしいと思うよ。何も繋がらないんだもん。
ラキア君の不穏な動きもあるしね。多分、僕たちの知らない、
もっと大きい何かがどこかにあるはずだよ」
僕たちは、もっと知るべきなんだ。
ユウヤはそう言うと、ジンに向き直って、言った。
「行こう。僕たちの知らない何かを探すんだ」
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ユリ(プロフ) - 発動サンクス、hit数は分速で変わってく！！!（（←いったん黙れ） でもって遂に１6ですか！！！ (2013年10月13日 22時) (
レス) id: 5f2e549008 (このIDを非表示/違反報告)
リューン(プロフ) - える@夜桜四重奏見たい。wさん» 進撃は小説なうです。リューンは兵長派なのでとうとう小説書き出しちゃいましたね（笑） (2013年10月12日 23時) (レス) id: 847eddbf6e (このIDを非表示/違反報告)
える@夜桜四重奏見たい。w - 更新きたぁぁぁ！展開崩壊しちゃっても全然大丈夫ですよw進撃が終わってしまったので、結構悲しんじゃってますw (2013年10月12日 22時) (レス) id: 145d24af2a (このIDを非表示/違反報告)
リューン融解Ver.(プロフ) - hit数がおもしろいことに。みんなありがとうございます！！ (2013年10月12日 15時) (レス) id: 847eddbf6e (このIDを非表示/違反報告)
リューン融解Ver.(プロフ) - 不登校*6坂さん» 今更新しました（笑）テンションやばくなってくださってありがとうございますorz← (2013年10月12日 14時) (レス) id: 847eddbf6e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リューン | 作者ホームページ：
作成日時：2013年4月4日 14時
