確証、不快 ページ11
「君は誰だ。本物のリュウンは…」
ジンは今の少女がリュウンでないと確証していた。
ハッキリとした根拠はないが、それでも少女に起こったこの奇妙な現象に対して
キッパリとそう言いきることだけは出来る。
ジンの反応を見て、少女は不満げに、もう何度目かの同じ事を繰り返して言った。
『私は炎崎リュウンだ。そのＣＣＭの開発者であり持ち主』
有無を言わせない口調で少女は渡せ、と手を出す。
ジンは迷わずに首を横に振った。
「リュウンの目は決して濁ってはいない。君は何者だ。
さっきリュウンが言おうとしていたことを、君は知っているのだろう。
だから遮った。君にとって不都合なことだからか？」
『不都合なことではない。あれは嘘だ』
「もし本当に嘘だと君が確証しているのならば、教えてくれたっていいだろう。
…リュウンは何と言おうとしたのか」
少女は黙り込んだ。
そして、口を開く。
『…いいだろう。私の中にいた奴は“私は死んでない”と言おうとした。
だがそれは嘘だ。お前も見ただろう、海道ジン。
私はあの研究室で死んだ。ジャグラーもカルデラ・Ｋも、
その事については承知している。奴は生き返ったのをいいことに
死んだことを無かったことにし、また元の生活に戻ろうなどと
甘いことを考えているだけだ』
「…元の生活に戻るのは甘い事じゃない。
君が本当のリュウンならばそれは分かっているはず。すぐに戻ってくるはずだ」
ジンは確信を持った声で言った。
ユウヤも言った。
「君はリュウンちゃんじゃない…ジン君の言うとおりだよ。」
『お前たちは何も分かってはいない…』
少女は濁った瞳を不快そうに細めて、拳を握りしめた。
『私は炎崎リュウン…生まれた当時に捨てられた、炎崎リュウンだ―――！！』
知るはずのない過去を、生まれ直した左眼は覚えていた。
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ユリ(プロフ) - 発動サンクス、hit数は分速で変わってく！！!（（←いったん黙れ） でもって遂に１6ですか！！！ (2013年10月13日 22時) (
レス) id: 5f2e549008 (このIDを非表示/違反報告)
リューン(プロフ) - える@夜桜四重奏見たい。wさん» 進撃は小説なうです。リューンは兵長派なのでとうとう小説書き出しちゃいましたね（笑） (2013年10月12日 23時) (レス) id: 847eddbf6e (このIDを非表示/違反報告)
える@夜桜四重奏見たい。w - 更新きたぁぁぁ！展開崩壊しちゃっても全然大丈夫ですよw進撃が終わってしまったので、結構悲しんじゃってますw (2013年10月12日 22時) (レス) id: 145d24af2a (このIDを非表示/違反報告)
リューン融解Ver.(プロフ) - hit数がおもしろいことに。みんなありがとうございます！！ (2013年10月12日 15時) (レス) id: 847eddbf6e (このIDを非表示/違反報告)
リューン融解Ver.(プロフ) - 不登校*6坂さん» 今更新しました（笑）テンションやばくなってくださってありがとうございますorz← (2013年10月12日 14時) (レス) id: 847eddbf6e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リューン | 作者ホームページ：
作成日時：2013年4月4日 14時
