見舞い そして…！！ ページ12
「ジン！」
「山野、バン…」
今日も来てくれた。
少しだけ、胸があたたかくなった気がする。
「ジン、大丈夫か？…まだ痛むのか？」
「痛み止めは飲んでいるから大丈夫だ」
今日は花束を持っている。早咲きの梅の枝だ。
「…何かいいことあったのか？」
「…何故」
「だって、何か今日、いつもよりも明るいよ」
「別に…いつもと変わらない」
「ははは、ジンは相変わらずだなぁ。それに、俺のことはバンでいいから」
じゃあ、また明日な！
バンは病室を出て行った。
いつもより明るい？
そうかもしれない。
僕の心には、一瞬だけ見た、彼女の姿が焼き付いていた。
その日の夜だった。
事件が、起きた。
夜中一時…真っ暗で、二人だけの病室に、二つの影が忍び込んだのは。
「放せっ！」
昼間聞いた少女の声に、ジンは目を覚ました。
「…！」
二つの黒い影が、少女を捕らえている。
「無駄な抵抗は止せ。」
「ＬＢＸを持たぬお前に勝ち目など無い。」
そっとカーテンを開けると、二人の黒スーツの男が見えた。
彼女のモノであろうＣＣＭは、自分のベッドの近くに放り投げられている。
ジンは反射的にそれを拾い、ＣＣＭを開いた…
「…！？」
見たことのない機種だ。ボタンや、スイッチ、画面の表示が全く分からない。
外見は普通と変わらないＣＣＭを拾い、呆然としているジン。
「皇帝！！０・９・Ａ・７・Ｔ・Ｔ・６だ！！」
押せという意味だろうか。
言われるがままにボタンを押した。
「なに、仲間がいるのか！？」
黒い男がこちらに意識を向ける！
０９Ａ７ＴＴ６…！
押し終えたとたん、男の内の一人が悲鳴を上げた。
眼を光らせた一体のＬＢＸが、勝手に動いている…
そのＬＢＸは男たちをなぎ払い、スキを作った。
今しかない…！！
ジンは、少女を抱えて病室を飛び出した！
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーナンバー
8
ラッキーアルファベット
X
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
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リューン(プロフ) - 自分の作品に来てくださりありがとうございます！この一作目が四年前なので、今はもう自分で読み返すのも躊躇うような書き方をしております。読みづらいとは思いますがよろしければシリーズにお付き合いください(>_<) (2016年9月26日 10時) (
レス) id: 4a073f8a15 (このIDを非表示/違反報告)
ユウ(プロフ) - こんにちわ(？)レベルファイブ検定のユウです！ 私もジン大好きです！！ (2016年9月26日 3時) (レス) id: 283988373e (このIDを非表示/違反報告)
リューン(プロフ) - しかもコアパーツとかどうしよ。 (2012年8月8日 10時) (レス) id: 8a68ee0a75 (このIDを非表示/違反報告)
蘭雪アキ(プロフ) - 確かに… (2012年8月8日 9時) (レス) id: c7dc81b6b5 (このIDを非表示/違反報告)
リューン(プロフ) - 指の関節とかまで考えると、百要るかな…。 (2012年8月8日 9時) (レス) id: 8a68ee0a75 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リューン | 作者ホームページ：
作成日時：2012年2月25日 16時
