Love not to come true 3 (ページ2)

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love 62 ページ2

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下足室に向かうともうカズは居て、

カズ「…おっせ、」

なんて少し怒ったように言うから

「ごめん～」

絶対、先生の事なんか言えない。

そこからはまるで何も無かったように
朝来る時みたいに手を繋がれて
下足室から正門までの道のりがすごく遠く感じた。

『やっぱり、付き合ってるんだ～』

部活中のザワザワした声と小さな噂が混じりあってうるさい。
カズは先輩からも凄く人気があって親しみやすいし良いところしか見せてないから隣にいるのが私だって思ったら凄く嫌だろうなあって思う。

カズ「…るせ～」

「…ん？どうしたの？」

カズ「お似合いとかお似合いじゃねえとか周りの奴らに決められんの俺1番嫌。」

ちょっとキュン。
ああ、神様。私はこのままこの人を好きになってもいいんですか。
今でもまだあの人の想いは残ったままなのに。

カズ「…俺、絶対別れねえから。」

まるで私の心を読み取ったように悲しそうな瞳で俯いて小さく呟いた。

「…別れるとか言ってない。お腹空いた。」

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これでいいんだって。何度も自分に唱え続けた。

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