転生し魔王は黒き本丸へ

第陸話 [] 戦闘 ページ7

さて、オレたちは今ゲートの前。目的は資源集めだ。

取り敢えずこんのすけとか言う狐に急遽資源をホンの少し取り寄せてもらい薬研を手入れしたので、薬研と行光を連れて資源を回収しに行く。

『このパネルで行き先を選ぶんだったか？』

「あぁ、大将操作の仕方知らねーだろ？やってやるよ、何処にする？」

『何処っつてもな…ん？』

戦力拡充計画？

「あぁ、今確か太鼓鐘貞宗をドロップ出来るらしいぜ？この本丸にはまだいないんだ」

『太鼓鐘…』

あぁ、伊達公の刀か。
確か短刀だったか？まぁ、拾っといて損は無いな。短刀は太刀より頼りになる。特に"護る"ことに関してはな。

『よし、サクッと終わらせて、太鼓鐘を連れて帰るぞ！』

「アンタなら言うと思ったぜ！」

「大将が言うなら仕方ねぇな！安心しな！俺っち、一応カンスト男士だからな」

『そりゃ頼りになる。行光は今回の周回でレベル上げるぞ！』

「おう！」


＿ステージ1

随分短いな、何がって道のりが。
そしてまさかサイコロで行き先を決めるとな、いや、賭事とかで負けたことねーし大丈夫だろ。

1マス目

『弱ぇ』誉

圧勝まさに瞬殺。主に暴れたのはオレだがな、ドヤァ。
まぁ、二振りは刀装付けてねーからな。その分は暴れるさ。

「大将スゲーな。手ぇポケットに入れたまま回し蹴りと踵落としで勝っちまった」

「俺たちの出番ほぼ無かったな」Lv.up

『よし、この調子で行くぞ』

ボスマスなんて直ぐだろ。

ー30分後ー

『今のがボスぅ！？来る前のヤツと変わんねーじゃん！』

「いや、大将が速攻で敵大将の首360度に回し(て落とし)たからな」

「まさか敵軍が一目散に資源置いて逃げるとわ」

それはオレも驚いたわ。戦国にそんな腰抜けいなかったぞ。武士なら腹切れこら｡

「まぁ、資源が回収できたし。一度本丸に戻って資源置いて、次のステージに行こうぜ？」

『そうだな。次は夜戦だし、脇差くらいいればなー…あ』

「短刀の俺たちだけじゃ頼りないか？」

「うぅ、俺がダメ刀だから…」

『んなこと言ってねぇよ短刀詐欺ども

大体、頼りねーなら背中は任せねぇよ』

「「！！」」

刀装付けてねーし、行光はまだまだレベルが低い。だから折れないか心配なんだよ。

『オレも失言だった、謝る。だからお前ら二度とそんな発言するなよ。特に行光！』

「うっ、はい！」

『ったく。オレより歳上のクセに世話が焼ける』

でもよ、それを幸せと、そう思う自分がいて、笑っちまうよ、たく。


＿

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